俳句作品例

香合に関連した俳句の例をまとめました。香合を含む俳句例宝引の終ひ福なる亀香合/竹腰千恵子香合は堆朱を出して風炉支度/及川貞香合にのせ春光を廻したる/深見けん二熨斗香合見て言葉待つさくら季/河野多希女

上水に関連した俳句の例をまとめました。上水を含む俳句例上水のぬるみし粥の名残哉/正岡子規上水に鯉の群れゐる桜桃忌/疋田華子かくも澄む太宰身投げし上水は/広田祝世灰汁桶の上水に飛ぶ昼蚊かな/岡本癖三酔

原書/原著に関連した俳句の例をまとめました。原書/原著を含む俳句例春灯原書の革の饐ゆるなり/小川軽舟丸善の原書の棚の春蚊かな/太田淳子春愁や沙翁の原書赤茶けて/小橋敏午半七も原書も亡父のもの曝す/神谷冬生

水占に関連した俳句の例をまとめました。水占を含む俳句例初旅の水占ひも貴船かな/北村睦子六月は水占貴船詣かな/後藤比奈夫水占や貴船の神の滴りに/石野冬青夏惜しむ水占みくじ水に浮べ/椿文恵「水占みくじ」

福の神に関連した俳句の例をまとめました。福の神を含む俳句例福笹を担いて福の神となる/鷲見緑郎豆を撒く妻はすなわち福の神/加藤章三鬼やらひ二人暮らしに福の神/加田静子聾青畝面かぶらされ福の神/阿波野青畝

万灯火に関連した俳句の例をまとめました。万灯火を含む俳句例一種火万灯籠の百灯す/磯野充伯万燈の火色の空の露けしや/江口竹亭いのち延ぶ万灯籠に火を加へ/大野林火継ぎし火の冴えて灯の穂や万燈会/加藤知世子

聖廃墟に関連した俳句の例をまとめました。聖廃墟を含む俳句例麦秋の中なるが悲し聖廃墟/秋櫻子

燻らすに関連した俳句の例をまとめました。燻らすを含む俳句例春昼を燻らす紫烟厨より/楠目橙黄子時じくに老母葭戸を燻らす/下村槐太籾殻火よみの国まで燻らする/佐藤鬼房亜浪忌や燃えぬ枯葉を燻らして/中村笙川

若宮に関連した俳句の例をまとめました。若宮を含む俳句例段のぼる気多若宮の秋の蝶/高澤良一初つばめ若宮大路横切れり/和気永子気多若宮一人憩へば秋気充つ/高澤良一若宮楽舞ひて文化の日なりけり/秋野寿々喜

ちり紙に関連した俳句の例をまとめました。ちり紙を含む俳句例卯花や塵紙漉が垣の隙/昌夏朝顔や塵紙を漉く一つ家/正岡子規花病みの頬ちり紙のうすさかな/平井照敏ちり紙に漉込るゝな風のてふ/一茶/文化元年甲子