酒臭いに関連した俳句の例をまとめました。
酒臭いを含む俳句例
傾城の息酒くさし夕桜/正岡子規
送水会済みし男ら酒臭し/朝妻力
酒くさき講中つれて寒念仏/闌更
酒臭き鼓うちけり今日の月/キ角
一群は花見帰りの酒臭く/尾崎紅葉
滄海の浪酒臭し今日の月/松尾芭蕉
茎立や法師の息の酒臭き/鈴木鷹夫
蒼海の浪酒臭し今日の月/松尾芭蕉
酒くさき蒲団剥ぎけり霜の声/其角
酒臭き小笛の息や里神楽/会津八一
酒くさきふる綿入も名残哉/会津八一
酒くさき衣干す春の月夜哉/正岡子規
酒臭きなまはげは皆男鹿訛/佐藤哲織
酒臭き番屋に仮寝北しぶき/茨木和生
酒臭き車夫の昼ねや蝿の中/正岡子規
酒臭やうかれ頭巾の行違ひ/黒柳召波
青空から汚染受ける酒臭の胸/堀葦男
乘合の馬車酒くさき殘暑かな/正岡子規
盆荒れの漁師溜りの酒臭し/伊藤伊那男
酒くさき人に蝶舞ふすだれ哉/加舎白雄
俳句例:21句目～
酒くさき布團かしけり鹿の宿/松瀬青々
酒臭きわれは瓜なり朝ぐもり/三橋敏雄
うすもののをとめもあはれ酒臭き/瀧春一
酒くさき人にからまる胡蝶かな/服部嵐雪
酒くさき夫など知らず夜の蛙/山口波津女
酒臭きは人けもの臭きは猫霜夜/殿村莵絲子
酒臭き黄昏ごろや菊の花/一茶/年次不詳
