幇間(たいこもち)を使用した俳句

幇間(たいこもち)に関連した俳句の例をまとめました。

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幇間(たいこもち)を含む俳句例

幇間の後貰ひあり十三夜/今泉貞鳳

うそ寒やめしを炊いてる幇間/龍岡晋

幇間に歌読ませたる月見哉/尾崎紅葉

幇間の玉介春を逝きにけり/大磯君子

幇間の道化窶れやみづつぱな/太宰治

青簾幇間やめて兎児を抱く/宮武寒々

幇間の汗の電話の辺にゐたり/細川加賀

絽羽織の幇間の居る都電かな/都筑智子

行く年や梟に似たるたいこもち/大場白水郎

夏足袋やいのち拾ひしたいこもち/久保田万太郎

羽子板や武士を捨てたるたいこもち/水原秋櫻子

花火見の彼の幇間も老いしかな/松本たかし「松本たかし句集」