実家を使用した俳句

実家に関連した俳句の例をまとめました。

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実家を含む俳句例

実家には嫂匂う麦の秋/島津天平

廃屋を実家と指せり山桜/茨木和生

実家にて油売りくる日焼妻/高澤良一

実家の名の畳紙に残る花衣/有馬籌子

実家から千両貰ふを習ひとす/高澤良一

彼岸会や実家の仏間うす暗く/平田まり

胡蝶蘭抱へて妻の実家訪ふ/船坂ちか子

寒天晒す実家の空気が薄くなる/高遠朱音

秋の灯の誰かしらゐて実家なる/細川洋子

酢牡蠣塩梅実家の嬶座の代変り/菊池志乃

栗おこわ持って実家へ妻いそいそ/高澤良一

死際なれば実家の裏に焚木積む/吉田さかえ

羽子板や実家の押入れ深かりき/鍵和田釉子

実家なき母よ煮こぼるるさまの芝桜/平井さち子