残り火に関連した俳句の例をまとめました。
残り火を含む俳句例
薪能残り火鬼が蹴つて舞ふ/平岩静
残火棄つ初東雲の大川に/落合水尾
残り火のごとき浅間の唐辛子/佐川広治
残り火の吐く息ばかり牡丹焚/藤井淑子
残り火の星になりたるお山焼/吉村久子
残り火を暗きに捨つる酢茎売/井上弘美
残り火を海へ投げたる虫送り/茨木和生
祭礼の残り火育て餅を焼く/永島千恵子
焼きし残り火消すは秋の潮/長谷川秋子
残り火の艶まだありし牡丹焚/大森三保子
送り盆残り火ひとつ星になれ/平井さち子
残り火を風が掻き立て曼珠沙華/鈴木伊都子
この地の人岡の残火に顎澄まし/北原志満子
キャンプ更け残り火を消す山の雨/坂本山秀朗
実むらさき榾の残り火きよらかに/望月たかし
蛙鳴く煉炭の残り火にうどんかける/古沢太穂
