日照りを使用した俳句

日照りに関連した俳句の例をまとめました。

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日照りを含む俳句例

杜若咲くや日照りの朝曇り/浪化

茅蜩や孟宗籔の片日照り/北原白秋

冬川に赫と日照りし芥かな/清原枴童

日照りそむ長く昃りゐし椿/後藤夜半

コスモスの百万本に日照り雨/山田圓子

夏日照り漁港の濁りひろごれる/瀧春一

寒明くと日がな濡雪日照り雪/西本一都

繰り返し歌流れたる日照りかな/内野修

この日照り不死男また林火の忌/河野南畦

氷河見よやかく新たなる夏日照り/有働亨

痩稲も垂穂そろひぬ日照り雨/鷲谷七菜子

白天のさなか真日照り真日見えず/原石鼎

忘れ潮といふもをりをり冬日照り/山口草堂

日照りつつ四温に紛れ込む雪か/鳥居おさむ

秋日照り子の髪がもりあがりゐる/永田耕衣

初蝶の日照り日曇り落ちつかず/阿部みどり女

花合歓のいつときけむる日照りなか/河野多希女

ある日照りある日くもれり水草生ふ/久保田万太郎