乳飲み子を使用した俳句

乳飲み子に関連した俳句の例をまとめました。

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乳飲み子を含む俳句例

乳呑児のしと三秒や梨の花/三橋敏雄

乳呑子の耳の早さや雉子の声/りん女

二日灸乳飲子ひしと擁きぬ/石田波郷

乳呑子のよくねる今夜冴返る/滝井孝作

乳呑子の泣く意志強し蝉時雨/藤松遊子

乳呑子は腕に吸ひつく豊の秋/岩田由美

乳飲児の握りしめたる桃の枝/川崎展宏

ゲレンデの深夜を乳呑児が歩く/佐藤鬼房

乳呑児とすこしまどろみ麦刈女/石原舟月

乳呑子の附紐に秋立ちにけり/佐野青陽人

名を呼んであやす乳呑み子風薫る/静良夜

寝かされて乳飲み児匂ふ冬座敷/塩川祐子

乳呑み子に茶をつみこぼす膝の上/椎本才麿

乳飲み児を抱へてまろき磯焚火/長谷川保夫

乳飲児の混じる賀客も佳かりける/吉川禮子

乳飲児を抱きて踏みしといふ踏絵/山内山彦

乳呑児の香が掌にのこる薄暑かな/阿部みどり女

乳飲み子の鼓動を背ナに茄子漬ける/佐藤みさご