朝粥に関連した俳句の例をまとめました。
朝粥を含む俳句例
鴬や朝粥白く光あり/後藤夜半
朝粥に淡き翳ある冬の旅/鈴木鷹夫
朝粥のきらりと光り花曇/赤尾恵以
朝粥の湯気斜なる隙間風/村上青竜
朝粥の膳に一ト箸花山椒/高岡智照
朝粥や大壺に挿す草の花/川崎俊子
朝粥や桔梗ひたせる山の水/桂信子
永平寺寒の朝粥をがみ受く/松本旭
山寺に朝粥食ふも避暑名残/柴原保佳
朝粥に凍ほどけゆく臘八会/井上祥風
朝粥に海雲の入りて島の宿/武田光子
朝粥の膜吹きをれば威し銃/吉田玉恵
朝粥や冬日のしみて父の前/長谷川櫂
朝粥や煙草もすこし萩の花/清水基吉
朝粥を白しと食ぶ寒露かな/吉江十志
朝粥のテーブル並ぶ露台かな/岸本隆雄
汗いさぎよし朝粥の火に仕へ/塚本久子
芹の香の朝粥で足り京泊り/能村登四郎
朝粥抱く黄沙なごりの風の中/伊丹三樹彦
身に入むや朝粥を欲る旅もどり/山内山彦
俳句例:21句目～
朝粥や芒種の雨がみづうみに/秋山幹生「春容」
