俳句作品例

謡曲に関連した俳句の例をまとめました。謡曲を含む俳句例謡曲の深山へひびく花供養/山口耕堂謡曲をきゝつゝ育ち梅若忌/京極昭子謡曲きゝに杣人来り夜半の秋/西山泊雲紙は知らずや一冊欠けし謡曲本/岩井未知

磯着に関連した俳句の例をまとめました。磯着を含む俳句例磯着干す二百二十日の月明り/本村蠻牡蠣を打つ磯着もとより潮晒/品川圭介磯着干す浜屋人なく昼の虫/市之瀬明童磯かまど磯著に著替ふこと早し/中川忠治

二の鳥居に関連した俳句の例をまとめました。二の鳥居を含む俳句例二の鳥居三の鳥居や寒詣/野原湖心籾磨の埃に立たす二の鳥居/木村蕪城二の鳥居までは許され鰯干す/米田信子大鳥居二の鳥居いざ七五三/浅野毘呂史

安国論寺に関連した俳句の例をまとめました。安国論寺を含む俳句例海棠の安国論寺たもとほる/青木重行藤房の短き安国論寺かな/木村とき江鳶鳴いて安国論寺梅咲かす/川島一夫安国論寺白きつつじの狂ひ花/高澤良一

堂宇に関連した俳句の例をまとめました。堂宇を含む俳句例滅びゆく堂宇の雨や金鳳華/有働亨呼の塔と応の堂宇と青葉闇/藤田湘子蕪村忌や赤き堂宇の中にわれ/坂本和加子椎槇に朽つる堂宇や五月雨/長谷川零餘子

予言者に関連した俳句の例をまとめました。予言者を含む俳句例ななかまど赤の予言者凶作と/河野薫予言者の哄笑耳の夢ほぐす/春海教子預言者の手錠外れる骨の谷/畑井貴晶夕べ鍵穴から預言者が出てゆく/平田栄一

弱火に関連した俳句の例をまとめました。弱火を含む俳句例飲食の強火弱火と三日かな/林佑子小豆煮る弱火の音や十三夜/柏村与一弱火で煮るものの多くて冬の暮/桂信子弱火にて煮訪まつてゆく秋思かな/柴田奈美

気象に関連した俳句の例をまとめました。気象を含む俳句例佳節の気象地に青き蕗の薹/石井露月江湖会や気象はげしき一大姉/河野静雲秋の雲気象の青旗は昏れのこり/井上雪気象旗の時化を告げをり鰊群来/続木元房

磨りガラスに関連した俳句の例をまとめました。磨りガラスを含む俳句例朧夜や湯殿の窓の磨硝子/寺田寅彦山茶花や半日こもる擦硝子/長谷川櫂裏庭のいつしか雪に擦硝子/長谷川櫂磨硝子ごしの紅白シクラメン/山中弘通

昼空に関連した俳句の例をまとめました。昼空を含む俳句例昼空に月あり桃の節句なり/宮津昭彦桐咲いて真上の遠き昼の空/宮津昭彦春昼の空より落ちて松葉かな/宇佐美魚目綿虫や夕ベのごとき昼の空/阿部みどり女