白むを使用した俳句

白むに関連した俳句の例をまとめました。

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白むを含む俳句例

芹匂ふ顔白むまで雲を見て/子郷

長雨の暁白む蛙かな/石島雉子郎

反転々白むには間の熱帯夜/及川貞

明鶯寒屋の穴みな白む/百合山羽公

池白むほどの雨なる遠桜/久米正雄

舌白む朝よ青大将が過ぐ/柿本多映

吹き白むことを欅も厄日空/皆吉爽雨

氷る河わたる車室の裡白む/山口誓子

照り白む道のわが影原爆忌/嶋田麻紀

縄綯ひて夜の耳白む結氷音/豊山千蔭

馬頭観音盆道白むほどの雨/野沢節子

ねこ柳のほほけ白むや雛の雨/室生犀星

何事もなく水番の夜が白む/池田風比古

寝ねさせよ白むまで咳く咳地獄/及川貞

朝富士に月も雪白むすこ病む/和知喜八

献盃式果てゝ白むや菱燈籠/名和三幹竹

産ごゑと紅葉の香と明け白む/廣瀬町子

シャガールの月恋人に夜が白む/橋本榮治

悴みて海苔漉き了へし窓白む/長谷川史郊

明星の白む焚火にあたゝまる/百合山羽公

俳句例:21句目~

ほとゝぎす口すゝぐ間も夜の白む/相馬遷子

逆波の白む世阿弥の忌なりけり/三田きえ子

舞は過ぎし夜を春に塵白む灯よ/安斎櫻カイ子

街路樹の小雨短夜ほの白む/かきね草/藤井紫影