七色に関連した俳句の例をまとめました。
七色を含む俳句例
七色の待針並べ縫初/岡田弘子
七色の風船くばる開店日/谷和子
岩も七いろ神の石狩秋激ち/林翔
七色に繰り出す投網冬隣/岡田史乃
年越のどつと七色唐辛子/渡辺知美
早春の日矢七色に日の岬/安部守正
松葉牡丹の七色八色尼が寺/松本旭
秋桜七色の波立たせをり/新庄圭造
買初にかふや七色唐辛子/石川桂郎
足音の七色八色春の立つ/牧石剛明
吾子死後の虹の七色胸の上/中村祐子
少年に七色の尾の蜥蜴出づ/小岩浩子
朝日浴び七色放つ氷柱かな/中本明美
木に彫つて寧楽七色の雛かな/飴山實
木枯といへば七色たうがらし/成井侃
百千鳥蕎麦に七色唐辛子/岩淵喜代子
七色の囀りの音に起きいづる/渡辺桂子
夜店の灯くらき七色唐辛子/石川星水女
紫陽花や七色の嘘聞いてをり/北村一郎
草の穂によべの雨粒七色に/汐見寿美恵
俳句例:21句目～
野葡萄の七色ルビー光りおり/山崎浪江
パンジーが日を七色に振り分つ/本杉桃林
七色のしやぼん玉吹く挫折の日/西尾照子
にじは七色、七十路の峠に立つ/荻原井泉水
七色のいのちなりけり毛虫焼く/相川玖美子
手毬ころがつて七いろ溶けにけり/山田弘子
焼きて煮てべらの七色失せにけり/立花豊子
めぐりあひやその虹七色七夜まで/中村草田男
ゆがみたるときの七色しやぼん玉/片山由美子
