荒神輿に関連した俳句の例をまとめました。
荒神輿を含む俳句例
吹き降りを葵祭の荒神輿/林竹志
一管の笛で鎮めし荒神輿/秋山紅葉
酔うほどに立往生の荒神輿/仁平勝
金髪の娘を先導に荒神輿/栗山妙子
あとじさる足踏みあひぬ荒神輿/青畝
村捨てし顔も交りて荒神輿/加藤武夫
橋に出て橋の広さの荒神輿/相馬黄枝
水かけて体あばれる荒神輿/和知喜八
渋谷川西日のなかの荒神輿/清水基吉
荒神輿ゆくに昼月弾みけり/松本千冬
荒神輿河岸衆鰹だかりなり/荒井正隆
荒神輿雀が鳩が降りられず/松山足羽
てつぺんに子の顔の出て荒神輿/石寒太
余所者の顔も交じりて荒神輿/高澤良一
大提灯たたみくぐらす荒神輿/福田蓼汀
大空を使ひきらむと荒神輿/大木あまり
棺かつぐときの顔ぶれ荒神輿/沢木欣一
深緑の山が吐き出す荒神輿/後藤軒太郎
荒神輿ふうせんかづら揺れ残り/石寒太
荒神輿万太郎句碑動くかに/北見さとる
俳句例:21句目～
荒神輿強訴の如く宮を出づ/木村淳一郎
荒神輿舁き手手薄に去年今年/高澤良一
退る時ありて一気に荒神輿/深見けん二
海の日を縦めくりして荒神輿/鳥居おさむ
荒神輿ときにやさしく練り戻す/上井正司
荒神輿瀬田の唐橋ゆさぶれり/野上智恵子
揺れに揺れ都電荒神輿のごとし/小川背泳子
荒神輿見て来てけもの臭く寝る/小林しげる
荒神輿見んとや松のいただきに/大橋櫻坡子
