未婚を使用した俳句

未婚に関連した俳句の例をまとめました。

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未婚を含む俳句例

未婚二十七歳半ば初鰹/馬場駿吉

未婚汝の主婦めく重み鳥雲に/林翔

苜蓿咲くや未婚の膝小僧/高橋青塢

数の子や長男長女未婚なる/石河義介

新年の部厚き雑誌未婚姉妹/右城暮石

未婚の身軽し花の山花の奥/寺田京子

熱帯診療所の医師未婚なり/中嶋志摩

夜の葡萄友の一人も未婚なる/菖蒲あや

未婚一生洗ひし足袋が合掌す/寺田京子

梅活けぬ未婚の帯を固く締め/朝倉和江

橋早春何を提げても未婚の手/長谷川双

爪入れて蜜柑匂はす未婚なほ/三好潤子

黒き手套黒き鞄の未婚女醫/下村ひろし

冬菜ざぶざぶ洗いかがやく未婚/古賀愛子

女医未婚にて雪礫よくあたる/吉田吐志男

寒雷に濡れて未婚の香の木々よ/櫂未知子

形代に未婚のままのわが名かな/岩崎照子

春すでに高嶺未婚のつばくらめ/飯田龍太

未婚なり掌をついて濁す泉の底/中嶋秀子

未婚の夏過ぎぬ木馬の緋の手綱/友岡子郷

俳句例:21句目~

糊ききし未婚の白シャツ兜虫/柴田白葉女

雲雀野に頬づゑつきし未婚の日/高村/淳

鳥雲に購ひて未婚の家具の位置/鈴木栄子

こまやかに蜜柑をむきて未婚なり/徳久/俊

未婚にてふつとつめたき畳かな/正木ゆう子

秋果剥く指しなやかに未婚かな/石田阿畏子

黒ストール豊かにはおり未婚なる/橋本榮治

らんぼうに野菊を摘んで未婚なり/秋元不死男

シクラメンかかへて未婚にはあらず/西村和子

土手にたんぽぽ未婚の肩を叩き合う/由利雪二

電光ニュースの炎がこぼれ未婚の会/寺田京子