機械を使用した俳句

機械に関連した俳句の例をまとめました。

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機械を含む俳句例

大寒の月に機械が軟着す/大高弘達

扇風機止り醜き機械となれり/篠原

肉声や青葦原に機械来て/熊谷愛子

幻滅だけを記憶する機械/木村聰雄

輪飾を掛けて休める機械かな/けいほ

小蒸汽の機械をのぞく暑哉/正岡子規

ごう~と機械の音や淀の月/野村泊月

布掛けて休ます機械嫁が君/上原富子

春昼の機械軸より粘り出す/三好潤子

逆立てる冬の光塵機械の上/三好潤子

機械場の休み時間の葵かな/野村喜舟

耕すや大きな機械もて一人/浅利恵子

縄をなふ機械の音や露の家/西山泊雲

満月や機械仕掛けの猫が欲し/皆吉司

機械蹴る匠の律の調べかな/深谷雄大

兵出征機械断層の辺に汗す/細谷源二

機械きて大穴を掘る蛇苺/百合山羽公

医の家の機械細しき吸入器/山口誓子

風鈴は優し機械と流れ作業/平畑静塔

機械で砥ぐ墓石漂白される街/穴井太

俳句例:21句目~

大根を洗ふ機械か人気なし/高澤良一

大百足森深く入り機械となる/新宮譲

機械場の手洗いの萩風に澄む/三谷昭

蝉と機械と鶏鳴の後朝弾む/磯貝碧蹄館

さびし春機械の如く生くる妻/藤木清子

松飾る機械住みつく厩にも/松倉ゆずる

なつやせのひと悄悄と機械層/細谷源二

機械は主軸油びかりに揚雲雀/成田千空

機械街冬ざれの船たかく浮き/細谷源二

機械街鍛冶工軒をならべ老い/細谷源二

機械休む農夫地に降りたきや/和田悟朗

手のやうな機械が冬の山削る/玉城一香

世に老いし機械磨けり鉄工忌/細谷源二

機械となる男女らの腕雪の市/寺田京子

工場より借りゐる機械妻の冬/岸風三樓

雪の下機械がうごき夕やけぬ/佐野良太

友出征友の機械を磨きゐたり/細谷源二

労働祭前夜の機械いたわり拭く/内藤吐天

夜の雪に駅の時計の機械透け/田川飛旅子

工女等に遅日めぐれる機械かな/島田青峰

俳句例:41句目~

木を揺する機械一と夏木を揺する/高橋龍

機械という機械を逃げる冬の鶏/城門次人

まなざしや機械の笑う恋を知る/木村聰雄

機械みな靄を持ちゐる夜業かな/増田龍雨

機械より放たれて西日の強さ/榎本冬一郎

機械囚となり生きてゐて勤労祭/細谷源二

機械錆び笑はざる顔これに添ふ/細谷源二

汗の身や機械に深く対ひゐて/小川双々子

稲扱きの古き機械を野にさらす/山口誓子

耕耘機田を出てただの機械なる/河野南畦

職工出征機械だあんと鉄を断つ/細谷源二

蝶生まれ騒がしくなる機械かな/柿本多映

誰か咳き冷たく重く動く機械/榎本冬一郎

そらあをく古き機械と肩ならべ/細谷源二

鵙の尾や百姓もまた機械好き/百合山羽公

除夜の月機械に注連を張りおわる/飴山實

雨の夜機械に顔よせ油たらす/鈴木六林男

ふうりんや機械の臓腑呼応して/山本敏倖

雪の夜に鉄匂はせて機械ほてる/三好潤子

頭にそそぐ空美しい機械となり/家木松郎

俳句例:61句目~

風花やどつと機械が昏くなる/田川飛旅子

ふる雪や機械しづかに鐵を切る/橋本鶏二

飛鳥大仏機械よりいい色拝む/八木原祐計

機械場の機械がくろく雪ふれり/川島彷徨子

機械来て田植ゑを終へて帰りけり/田澤半穂

葛の葉を繰り出す夜の機械あり/高野ムツオ

あすも出る太陽に機械おいていく/小林星人

叱られて赤い機械を野に棄てる/武馬久仁裕

先に灯を消し黒き機械の間帰る/五十嵐研三

梅雨暗し黙せば機械の列になるぞ/角田重明

毛糸編む機械かなしや膝を入れ/加倉井秋を

トマトもぐ巨獣の如き機械かな/吉良比呂武

寒木の根もとにて菓子の出る機械/石川桂郎

老いにけり機械で稲刈る寂しらに/武田伸一

鬼へまく豆が機械にぶつかりぬ/五十嵐研三

闇に停る機械のほてり職場愛す/鈴木六林男

ばいを打つ歯車二三の機械のそば/中村草田男

農業機械が手をぶらさげて蕎麦の花/福富健男

梅雨明けの診察券そわそわ機械から/金城けい

機械まはるなんともやりきれない寒さ/渡辺倫太

俳句例:81句目~

いつまで在る機械の中のかがやく椅子/鈴木六林男

むかでげじげじまっくらやみの機械である/佃悦夫

スイッチを入れると機械が生きて俺と鋼鉄を削る夜だ/橋本夢道

賃銀と切り離された労力の皮膚が汗して震動している機械/橋本夢道

海へもつれて行かず今年も誰かしら病んで機械が震動してくる畳に/橋本夢道