旅寝を使用した俳句

俳句例:101句目~

月照らす師のふるさとに師と旅寝/深見けん二

吹雪く夜もオーロラの夜も旅寝せる/伊藤柏翠

ひと夜なる旅寝もくるし栗咲く香/能村登四郎

ひとり旅寝しなに火蛾を掃きにけり/猪俣千代子

旅寝して香わろき草の蚊遣りかな/去来「続虚栗」

菖蒲太刀枕に敷ける旅寝かな/橋本珠見「雛の部屋」

我星はどこに旅寝や天の川/一茶/享和三年癸亥

雁鳴や旅寝の空の目にうかぶ/一茶/文化二年乙丑

人も/馬も/道ゆきつかれ死にゝけり。旅寝かさなるほどのかそけさ/釈迢空