島の人/を使用した俳句

島の人/に関連した俳句の例をまとめました。

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島の人/を含む俳句例

島人や重箱さげて墓参り/篠原

島人の足腰を責め田水張る/原裕

島人ら夜を楽しむ墓参り/森田峠

島人の素通りの陵初詣/上崎暮潮

秋の暮島人船を収めけり/尾崎迷堂

島人の盆の晴著は簡単著/清崎敏郎

島人の呉れし浅蜊の呟けり/大串章

鳥雲に殉教の島人を見ず/石井清泉

島人の海に向ひて麦を踏む/合原泉

島人の濡れ歩きをり春驟雨/上野泰

島人の手に~鎌や墓参/井上兎径子

避暑客の去り島人の歩みをり/上野泰

北海の梅雨なき島の人ほがら/上村占

春めくや畑に立ちたる島の人/大串章

松島の人住む島の冬がすみ/山口青邨

修女また一島人や松露掻く/西田浩洋

健脚の島人に蹤く八重桜/新井みちを

十戒を守る島人麦こがし/宮丸千恵子

島人が幼ナ遊ばす帰り花/阿知波裕子

島人が来ては昼寝や崖の寺/長谷川櫂

俳句例:21句目~

島人に旧教多しクリスマス/香月梅邨

島人に漁火あかき夜の秋/荒川あつし

島人に蘇鉄かがよふお講凪/田中七草

島人に路地神灯る暮春かな/橋本鶏二

島人のうらみの雨や除虫菊/横関俊雄

島人の永久に掬むべき泉かな/上野泰

信堅き島人の枇杷熟れそむる/有働亨

島人の雨の鄙歌かすべ干す/深谷雄大

島人の飼へる金として浮かぶ/上野泰

島人よこの杉伐るな魂祭/大峯あきら

島人より雪の墓群われに親し/岸田稚

島人を渡しが運ぶ七五三/冨田みのる

施餓鬼棚組む島人の高梯子/渡辺幸恵

神の井を島人頼む旱かな/石島雉子郎

豊年を甘世と呼べり島人は/沢木欣一

島人のまばらに坐り施餓鬼堂/清崎敏郎

島人の老いて鍬打つ俊寛忌/松園真沙子

島人に陸の汽車ゆく初景色/秋元不死男

石蕗咲いて密航の島人住まず/高橋悦男

島人にその日待たるゝ針供養/稲畑汀子

俳句例:41句目~

島人の一会ねんごろ風炉名残/吉羽石外

酔へばすぐ踊る島人仏桑花/蓮井いく子

鷹澄みて島人は黄を尊べり/鳥居美智子

麦刈れり生死をこゝに島人や/石塚友二

いつまでも手を振る島の人長閑/椎野房子

島人の血はかくも濃し仏桑花/青柳志解樹

島人のみな荷を負ふや早苗月/山崎冨美子

浜おもと島人はただおもととも/高野素十

島人の墓やすすきのなだれ入る/太田鴻村

島人や盆のテレビに顎つき出し/篠崎圭介

雁風呂に島人呼ぶや磯馴声/菅原師竹句集

島人のまなこをひらき海胆を裂く/斎田鳳子

タロ芋のとてつもなきを掘る島人/高澤良一

甘藷植ゑて島人灼くる雲にめげず/大野林火「海門」