春着縫ふを使用した俳句

春着縫ふに関連した俳句の例をまとめました。

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春着縫ふを含む俳句例

待針は花の如しや春著縫ふ/多田菜花

針美し糸美しと春著縫ふ/穴井/まき

大晴の高見の裾に春著縫ふ/大峯あきら

嫁ぐ日の決りし春着縫ひ急ぐ/吉田/久子

春着縫ふ針に燈火のうつろへる/田中冬二

縫ひかけて心あそべる春著かな/田上鯨波

華やかに灯し他人の春着縫ふ/三田美智子

髷重きうなじ伏せ縫ふ春著かな/杉田久女

春著縫ひ帰郷のほかは旅しらず/赤松ケイ子

物指しの吾が名も古りし春着縫ふ/菖蒲あや

立つことの何かと多し春著縫ふ/佐伯あき子

縫ひあげし春著をかりの袖だたみ/村田青麦

縫ひ上げし春著の花鳥折りたゝみ/小原牧水

春衣ぬふ花鳥合せもねもごろに/中畑美那子

春着縫ふ紅絹を流るるごとのべて/三浦恒礼子

春著縫ふ心もとなき眼となりぬ/阿部みどり女

深夜放送ジヤズばかりなり春着縫ふ/越水照子