資本を使用した俳句

資本に関連した俳句の例をまとめました。

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資本を含む俳句例

いわし雲大月書店資本論/西村我尼吾

氷屋に水より外の資本なし/筑紫磐井

弊衣破帽の秋思小脇に資本論/高木青二郎

成吉思汗を黙って使う資本かな/谷山花猿

父の日や古りし文庫の「資本論」/森洋子

資本論いまに捨て得ず雑煮かな/浜崎敬治

初日受く身体こそ資本病ひあるな/岩田昌寿

蕗の葉むしくい資本攻勢はじまるか/田川飛旅子

冬空のビルヂングの資本の攻勢を見ろ/栗林一石路

銭湯で嬰児よまた資本主義社会に育ちゆけ/橋本夢道

にっぽん資本主義ゴルファーたぶたぶと耳たぶ/田中波月

海苔ひび埋めゆく資本未来図へ市民の土/赤城さかえ句集

資本主義社会の童話しかない國の絵本さがしてやる/橋本夢道

寄るとわがくらしとは別な資本が満洲へ流れて行く話か/橋本夢道

歴史的に部隊が西へ行くこの國の資本がふくれてくる夏/橋本夢道

夜あけのすき戸からそつと資本主義社会の新聞を入れる音だつた/橋本夢道