車掌を使用した俳句

車掌に関連した俳句の例をまとめました。

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車掌を含む俳句例

乗客二個/車掌一人/月零個/家左近

朝顔の紫紺簇がり車掌住む/石塚友二

百日紅駅車掌のいない縄電車/仁平勝

着ぶくれの女車掌や春浅き/島田青峰

公家顔の京の車掌や花の昼/鈴木しげを

唄ふごとし寒の都電の老車掌/細川加賀

桑海に車掌の淋しさ極まれり/攝津幸彦

狐火を見しとふ貨車の車掌かな/有働亨

雪の話してゐて車掌と運転手/森田公司

霧深し車中車掌の往き来のみ/右城暮石

バスの菊挿しかへて車掌運転手/佐野良太

吹雪の中車掌の声がきて美し/秋元不死男

見習車掌ちいさな声で眩しい花菜/穴井太

雪が降る車中につよき車掌の脚/寺田京子

たんぽぽの絮吹いてをる車掌かな/奥坂まや

後尾にて車掌は広き枯野に飽く/小川双々子

芽木山路車掌に馴染みの客多く/平井さち子

鳥追の車掌に剪らす切符かな/竹下しづの女

車掌のうしろ見えては雨の市電過ぐ/野澤節子

車掌何か思ひださうとしみんな窓あけてある電車/栗林一石路