藍染に関連した俳句の例をまとめました。
藍染を含む俳句例
江戸前の藍染幟菖蒲市/伊東宏晃
藍染の掛竹匂ふ神無月/桂樟蹊子
空襲忌太眉くもり藍染師/石川貞夫
藍染の二階も格子牡丹雪/山本洋子
夕蝉や藍染釜に火を育て/加倉井秋を
愛染明王祀りて涼し藍染場/大熊輝一
藍染に灯までも青き朧かな/高田菲路
藍染の小店暖房きき過ぎる/金丸直治
藍染の蝶の飛びたつ月の秀/渕万寿子
藍染を干す朝顔の近くまで/田中信義
送行の荷に藍染をせし一句/串上青蓑
梅雨嵐藍染に身をつつみゐて/野澤節子
藍染のさび出る時は山冷えて/佐川初江
藍染の甕に闇張る去年今年/三田きえ子
藍染の釜に水張る葉月かな/大信田梢月
重著や土間やはらかき藍染屋/古舘曹人
金縷梅や藍をいたはる藍染師/古賀寿代
鳥雲に藍馴らしゐる藍染師/神尾久美子
冬の灯のゆらぐ藍染夢は夏ヘ/加藤知世子
藍染や花野すぎゆく日照雨/鍵和田ゆう子
俳句例:21句目～
蛾の白さのみを許して藍染場/加倉井秋を
掌に藍染込で夜寒哉/一茶/文化十四年丁丑
