航海を使用した俳句

航海に関連した俳句の例をまとめました。

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航海を含む俳句例

水仙の風で航海してをりぬ/糸大八

群鴎卒業航海挙手に発つ/西村梛子

秋の航海猫の真顔の近々と/行方克己

航海に持たせて太き蓬餅/田代キミ子

飛や航海日誌けふも晴れ/松根東洋城

すぐそこに海青芝の航海科/塩尻庄三郎

ほこり払ふ航海日誌日脚伸ぶ/小池文子

初蝶のよぎりてひらく航海図/佐川広治

年守る星のひとつに航海灯/平井さち子

秋暑う航海果ての帆を濯ぐ/金尾梅の門

航海やよるひるとなき雲の峰/高浜虚子

航海を終へ来し父も雛の座に/大郷耕花

航海燈夕立が蛾をぬぐひ去る/福永耕二

青北風や航海日誌のめくれ癖/笠川弘子

さそり座をめざす航海夜も暑し/福永耕二

夏茱萸やわが航海図未完なり/九鬼あきゑ

航海を終へて棕櫚咲く家に居り/高澤良一

航海図冬薔薇園に向き貼らる/石崎多寿子

看護婦睡る永くかすれた航海して/阿部完市

航海終えた船から音楽その他去る/伊丹公子

俳句例:21句目~

長い航海どこもかしこもコスモスだらけ/鴻巣又四郎

小鰺釣る長き航海より帰り/平松三平「かつらぎ選集」