仮名文字を使用した俳句

仮名文字に関連した俳句の例をまとめました。

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仮名文字を含む俳句例

かな文字の風情を水に枯蓮/塘柊風

星祭母の仮名文字美しく/山本紫園

仮名文字を雨走りては棗の実/銀林晴生

かな文字の線うつくしき寒見舞/稲葉玲子

かな文字の古へぶりや茶摘帳/小原菁々子

かな文字の墨の匂ひの花野かな/渡辺恭子

かな文字の風に流さる夏のれん/安達逸子

七夕の母の仮名文字上がりけり/石川掬水

俊成の仮名文字のとこなつの花/高野素十

午睡さめて一誦す額の文字かな/高田蝶衣

星祭仮名文字にじむ雨の夜/日下部久仁子

仮名文字の筆遅々として梅雨深し/國岡錫子

形代の名の仮名文字のいとけなき/松尾立石

春の夜をかな文字ばかり習ひけり/山口波津女

種もの袋の母の仮名文字を手にす/栗林一石路