行く手を使用した俳句

行く手に関連した俳句の例をまとめました。

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行く手を含む俳句例

嫂の行く手はあはき螢かな/大屋達治

後山道ゆく手明くて雪見月/飯田蛇笏

末枯の行く手金色仏おはす/澤井我来

炎天ゆく手提の中に鏡持ち/津田清子

約束や行く手行く手の古柳/立川京子

乞食や厄拾ひ行く手いつぱい/川端茅舎

凌霄花落ちて箒の行く手かな/岩田由美

斑猫の行く手小暗き御堂かな/平田繭子

陽炎や堀川を行く手漕ぎ舟/赤池貴のえ

か、風の/行く手を戻る片身鯖/坪内稔典

真帆片帆行く手行く手の海霞む/正岡子規

雉子走る行く手も火山灰の開墾地/田中英子

魂去りぬわが掌の中に冷えゆく手/松尾静子

たちくらむ行く手炎の噴く去年今年/石原八束

汝が行く手片蔭ありや尚ほも行くや/しづの女

行く手かすみて瞬きしげき舵手となる/平井さち子