仁丹を使用した俳句

仁丹に関連した俳句の例をまとめました。

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仁丹を含む俳句例

仁丹の看板健在植田中/高澤良一

仁丹の看板のこる野の錦/高澤良一

仁丹の銀こぼれつぐ涼しさよ/青邨

仁丹の粒躍る音花菜みち/中戸川朝人

仁丹の銀まろび落つ春の土/高橋敦子

仁丹を咬んで老人瓜売りに/石井哲夫

風光る仁丹ほどの耳飾り/続木かよ子

仁丹があり甚平のポケットに/皆川白陀

仁丹のにほひ揺れつつ暖房車/白岩三郎

春窮の掌の仁丹をこぼしけり/小西須麻

鴨消しの仁丹を召す院家かな/河野静雲

ひびの掌に仁丹躍り職場の頭痛/細谷源二

仁丹の粒を噛みをる遍路かな/大木あまり

頒つものに汗じめりせし仁丹も/皆川白陀

仁丹きらり裸電球しゃきっと点く/大沢輝一

暗い日の仁丹遊ぶからだの景色/木田柊三郎

獄しずか仁丹の赤き小粒に吹く秋風/橋本夢道