高窓に関連した俳句の例をまとめました。
高窓を含む俳句例
桶渡りあける高窓寒造/安川汪洋
懸大根越の高窓玻璃二重/福田蓼汀
金を蒔く天職五月高窓に/古舘曹人
高窓に朝日飛び込む寒造/植田貞子
白壁の蔵の高窓枇杷熟るる/松尾照子
硫黄泉高窓の秋にはかなり/手塚美佐
霧に湯気逃がす高窓共同湯/高澤良一
高窓の土蔵のしめり菊の昼/高井北杜
黒猫がゐる高窓のからす瓜/石原八束
夜の南風高窓洋傘の影うつす/宮武寒々
子燕に庫裡の高窓開かるる/竹内喜代子
懸煙草小屋の高窓ふさぎけり/遠藤孝作
逝く年の高窓拭きが唄こぼす/鈴木鷹夫
高窓にかささぎのこゑ仕込倉/御木正禅
高窓や紅粛々と夏至の暁け/赤城さかえ
高窓をつひに出てゆく居待月/木野田和子
高窓を五位鳴き過ぎぬ天の川/村山たか女
明けかかる高窓ひくやきりぎりす/室生犀星
