岩肌を使用した俳句

岩肌に関連した俳句の例をまとめました。

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岩肌を含む俳句例

岩肌を洗ふ夕波冬の雁/前野泉

夏よろふ岩肌ばかり男攀づ/原裕

岩肌の水落しゐる古暦/綾部仁喜

岩たばこ咲く巌肌を忽と雨/河野南畦

岩肌に辛夷散華のなほ真白/岡田日郎

岩肌を霧のぼりくる濃龍胆/金森早雪

竜頭の滝岩肌に跳ね躍りつつ/滝春一

耶馬渓の空の巌肌辛夷咲く/石原八束

蕗の葉や岩肌いまだ霧を曳き/中田剛

岩肌に火の手かざせる草紅葉/岡田日郎

甲斐駒の天の岩肌夏をはる/水原秋桜子

雪山の岩肌をかく爪掻きし/八木林之介

岩肌をつづるもありぬ谷紅葉/深見けん二

氷る岩肌初日さし金屏となりぬ/岡田日郎

泳ぎあがりし巌大きくて巌肌/中塚一碧樓

目を凝らす川鵜の動き岩肌に/杉浦千鶴子

岩肌の飽くなき夏日眼にゆらぐ/石橋辰之助

岩肌を叡智の登山綱灼け垂るゝ/石橋辰之助

樺と松と岩肌いだくさざめごと/日夏耿之介