青銅を使用した俳句

青銅に関連した俳句の例をまとめました。

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青銅を含む俳句例

五月闇青銅厚き地獄門/有馬朗人

大和夕方青銅もあり遥遥/阿部完市

青銅の屋根を結氷音歩く/河合凱夫

青銅の/鳥昨日は雪隅田/古沢太穂

青銅の鳥の彼方に鳥渡る/対馬康子

秋立つや青銅の馬宙蹴りて/中森則子

雨のち小雪青銅の十二使徒/対馬康子

青銅の手が空掴む寒さかな/吉岡桂六

文鎮の青銅寒のさだまれり/神尾久美子

草矢放たん津軽の空は青銅/磯貝碧蹄館

青銅の厚手のコップ蟹が舐め/宮坂静生

ただ寒く佇つ青銅のキリストは/秦/夕美

旅人もロダン青銅も五月雨るゝ/清水基吉

海に堕すれば青銅の神腿を吸う/江里昭彦

あやめの空青銅のユダと遊びけり/深田富男

いつぽんの木を青銅でつくる有名/阿部完市

不遜な奴に青銅となるぶだうの房/熊谷愛子

厖大な青銅の屋根梅雨に入る/阿部みどり女

父の日の青銅の湖昏れんとす/佐川広治「遊牧」