夕べの風を使用した俳句

夕べの風に関連した俳句の例をまとめました。

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夕べの風を含む俳句例

花槐夕べの風の中にあり/星利生

山母子夕べは風も地に還る/宇咲冬男

挿しいそぐ霜除笹や風夕べ/太田蓁樹

神殿に風立ち初めぬ春夕べ/高木晴子

葉桜の夕べかならず風さわぐ/桂信子

寒夕べ何掠め来し風ならむ/門脇無声洞

松虫草風に紛るる夕べ来し/村井田貞子

桔梗や夕べの風は地より湧く/櫻井博道

秋七草活けて夕べの風と居り/丹羽啓子

秋海棠夕べ遅れて起つ風あり/高澤良一

カリヨンの色なき風に鳴る夕べ/水原春郎

唐黍に風の住みつく夕べかな/二村いさお

庭の木に風の生まるる夏夕べ/川口千恵子

春や夕べ火焚いて風を怖れけり/臼田亜浪

椎ばかり風冴ゆる彌生夕べかな/富田木歩

瓜苦く風に味噛む夕べかな/言水「稲莚」

立ち出づる秋の夕べや風ほろし/野澤凡兆

野牡丹の夕べの風にはや散華/広瀬美津穂

風呼んで夕べ白湧くさくらかな/伊藤京子

青い葡萄が風生む夕べのハーモニカ/穴井太

俳句例:21句目~

山蝶や風べとべとと夕べめき/飛鳥田れい無公