堂守に関連した俳句の例をまとめました。
堂守を含む俳句例
堂守の小草ながめつ夏の月/蕪村
堂守の寒き昼餉や湖の国/草間時彦
堂守の隠し置きある蝮酒/河野柳史
堂守や落葉の中の干布団/野村喜舟
底冷えや堂守婆は土産売/牧野寥々
しきたりの山堂守へお中元/野村泊月
堂守の懈怠許さず落葉降る/阿部葦山
堂守の木の實を拾ふ掃除哉/正岡子規
堂守の植ゑわすれたる糸瓜かな/蕪村
堂守の羅漢に似たる秋の翳/椎橋清翠
堂守の軽羅に透けて神の紋/石川桂郎
堂守を頼りに病める秋遍路/細川憲也
綿摘んで堂守雲に在る思ひ/小宅光子
堂守に菊乞ひ得たる小銭かな/夏目漱石
堂守の時雨炬燵や引けば寄る/古舘曹人
堂守の根榾を前の座なりけり/橋本白木
堂守の淡きなさけや山の秋/大峯あきら
堂守の耳ひらきたり金亀子/八木林之介
堂守にまた来る雪の夕べかな/大峯あきら
堂守に立秋の湯のたぎりをり/大峯あきら
俳句例:21句目～
堂守の穀雨に焚ける炉のほとり/黒田杏子
堂守や秋の火鉢に白湯をのむ/八木林之介
堂守や秋の障子にうごめきぬ/八木林之介
閻魔堂守が立つたり坐つたりする/加倉井秋を
