季語/草笛(くさぶえ)を使った俳句

「草笛」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「草笛」について

【表記】草笛

【読み方】くさぶえ

【ローマ字読み】kusabue

子季語・関連季語・傍題・類語など

・草笛吹く(くさぶえふく:kusabuefuku)

・草笛鳴らす(くさぶえならす:kusabuenarasu)

季節による分類

・「く」で始まる夏の季語

・「夏の生活」を表す季語

・「三夏」に分類される季語

月ごとの分類

5月の季語

6月の季語

7月の季語

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草笛を含む俳句例

草笛を吹き一年生担任す/林直入

草笛に神津牧場境無し/久米正雄

母に応へて草笛の草ことば/長田等

道遠し子の葦笛の息長し/成田千空

草笛や白鳥陵の水こだま/石田勝彦

草笛や眼を遠き雲に据ゑ/宮原山水

就中母の草笛高く鳴る/相河美智子

白磧より草笛か麦笛か/神尾久美子

草笛に応へて鈴は土の音/品川鈴子

草笛を吹き甦る山河あり/山田弘子

草笛をふく川幅の老詩人/橋石和栲

草笛に聞耳たてし牧の牛/大橋敦子

草笛を吹き水際を妻とゆく/長田等

教へたる草笛を即試みよ/大石悦子

草笛に藤村遠し虚子遠し/村松紅花

草笛の青の中なり最上川/松山足羽

草笛や真正面に好きな人/内川伝夫

草笛や夫少年の顔となる/佐藤キミ

草笛や愛憎愛の方へ吹く/本多静江

草笛やどこかに水田鏡なす/村越化石

俳句例:21句目~

芦笛を鳴らすどの子も淀育ち/森田峠

鬼火ゆれ闇の草笛西よりす/後藤綾子

草笛や丘の穂に立ち羊守/左右木韋城

草笛の少年いまだ海を知らず/長田等

草笛や流れ急なるいくさ跡/脇坂啓子

草笛を鳴らして帰る南都かな/沖みさ

草笛や水軍の墓みな小さし/友岡子郷

日曜日子の草笛の育ちけり/中井澄子

杵柄に覚え草笛子に負けず/河野友人

業平忌修しごころの草笛か/大橋敦子

草笛を合図としたる間がら/高浜年尾

流し雛佐久の草笛添へ流す/西本一都

草笛を久にきく日は雲多き/近藤巨松

草笛も口笛も吹く旅の夫/橋本美代子

草笛をふき万福寺附近かな/長谷川双

草笛や野面に吾と友二人/市野沢弘子

草笛や少年牧の戸にもたれ/生島宿雨

殿も草笛をもて答へけり/上西左兌子

草笛に吹くよ別子の銅山節/品川鈴子

草笛や低頭の日々終りたる/皆川白陀

俳句例:41句目~

草笛の力抜くとき鳴り始む/家里泰寛

草笛で呼べり草笛にて応ふ/辻田克巳

草笛や物差余すランドセル/石井花紅

うなゐ児の草笛ならす片思ひ/筑紫磐井

兄のふく草笛にやゝ憂あり/美野田ひろ

先頭の草笛すでに湖に着く/中戸川朝人

少年は老い草笛は鳴らざりき/玖保律子

旅の途中を草笛のよくひびく/黛まどか

炭の香のして草笛を吹く寺よ/田中裕明

草笛が家に入つて来たりけり/千葉皓史

草笛に口笛合はせをりにけり/小林律子

草笛に古墳めぐりの始まりぬ/山田弘子

草笛のつまりし音色末弟に/新谷ひろし

草笛の力ゆるめしとき鳴れり/戸田禾年

草笛の子や吾を見て又吹ける/星野立子

草笛の童謡とぎれとぎれては/楢原清子

草笛の船霊さまを呼びにけり/中岡毅雄

草笛の頼りなき音ばかりなり/中田尚子

草笛の客鬼灯を鳴らす娘に/中戸川朝人

草笛や嘆きの息が音に出でて/大石悦子

俳句例:61句目~

草笛や子供はみんな雲が好き/村田近子

草笛や海の彼方をイルカ行く/各務雅憲

草笛や熱中のときはや過ぎて/大石悦子

草笛や雲の流れはほしいまま/楠本憲吉

草笛を吹くとき父に似し顔に/田辺虹志

草笛を吹くとき肩の丸くなる/望月一美

草笛を子に吹く息の短さよ/馬場移公子

草笛を静かに吹いて高音かな/高浜年尾

荒れ濁る海へ草笛鳴りそろう/西東三鬼

鴨渡る月下蘆笛の音もなし/水原秋桜子

草笛の哀れひと音をもて古るぶ/八染藍子

草笛や泣く母の顔子にふしぎ/伊藤みちこ

草笛や泳ぎ子野路をなだれゆく/富田木歩

草笛の息のかぎりのかく細音/赤松けい子

草笛にぼんやり地平むきあへる/松澤雅世

水郷に生れ草笛みんな吹く/古賀/雁来紅

草笛を吹いて何かに耐へてゐる/山田弘子

母の忌や野に草笛の輪があふれ/若つき輝

草笛を吹きつつサニの娘の案内/岩崎照子

草笛の低音は業の深さかな/鍵和田ゆう子

俳句例:81句目~

草笛を吹きて嘆きを悟らるる/遠藤若狭男

小諸なる草笛は身を透くごとし/岸原清行

草笛を吹き銀髪となりにけり/市村究一郎

草笛も吹けず本音もまだ云へず/引田芳枝

草笛の遠音はすでに暮れてをり/寺井満穂

草笛を吹けば誰かが吹きかへす/野崎静子

草笛を子どもが吹いてくれにけり/小島健

草笛や巫女を姉とし吹き習ふ/阿波野青畝

草笛を真似て吹く子の上手下手/高橋利雄

草笛の葉は幾千枚もありかなし/山口青邨

余花の佐久草笛の佐久鯉の佐久/西本一都

ひよんの笛吹けて草笛は吹けず/茨木和生

からたちに来て草笛の曲変る/中戸川朝人

草笛を吹きたくなりぬ独りだから/山田弘子

草笛を吹くやゴドーを待ちながら/鈴木栄子

草笛の音に余りたるこころかな/加藤三七子

草笛や子が留守の家吹きあるく/加藤知世子

草笛を吹き鳴らしつつ下校の子/渡辺宇免江

草笛の日照雨を呼んでしまひけり/甲斐遊糸

草笛の吹けぬ子従いて行きにけり/白根純子

夏の季語
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