7月の季語一覧&俳句

7月に使用する季語を一覧にまとめました。

※後半に「七月」の例句を150句ほどまとめてあります。

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7月の季語:時候

晩夏 / 水無月 / 小暑 / 腐草蛍となる / 梅雨明 / 冷夏 / 炎昼 / 土用 / 盛夏 / 三伏 / 大暑 / 極暑 / 溽暑 / 炎暑 / 炎ゆる / 灼くる / 夏深し / 夏の果 / 秋近し / 秋を待つ / 夜の秋 / 水無月尽 /

7月の季語:天文

旱星 / 白南風 / 土用あい / 土用東風 / 温風 / 熱風 / 涼風 / 朝凪 / 夕凪 / 土用凪 / 風死す / 送り梅雨 / 喜雨 / 雲海 / 御来迎 / 朝曇 / 朝焼 / 夕焼 / 日盛 / 西日 / 炎天 / 油照 / 片蔭 / /

7月の季語:地理

赤富士 / 雪渓 / お花畠 / 土用波 / 熱砂 / 青田 / 田水沸く / 日焼田 /

7月の季語:生活

帷子 / / 甚平 / すててこ / 着茣蓙 / 網襦袢 / 白服 / 白絣 / サマードレス / 海水着 / 土用鰻 / 土用蜆 / 干飯 / 水飯 / 土用餅 / 冷し瓜 / かちわり / 梅酒 / 麻地酒 / 納豆造る / 奈良漬製す / 酢作る / 醤油作る / 醤作る / 暑気払 / 香薷散 / 桃葉湯 / 枇杷葉湯 / 冷房 / 花氷 / 虫干 / 日向水 / 行水 / 夜濯 / 牛馬冷す / 雨乞 / 水争 / 水番 / 雨休み / 早苗饗 / 田草取 / 除草機 / 草取 / 麻刈る / 亜麻引く / 莔麻刈る / 薄荷刈る / 藺刈る / 藍刈る / 菅刈る / 真菰刈る / 藻刈 / 海蘿干 / 干瓢剥く / 瓜番 / 鳥黐搗 / 虫篝 / 誘蛾灯 / 虫送り / 夕河岸 / 囲い船 / 避暑 / 納涼 / 河原の納涼 / 登山 / ケルン / 歩荷 / キャンプ / プール / ダイビング / 水球 / 海水浴 / 砂日傘 / 滝浴び / 西瓜割り / 花火 / 線香花火 / 夜能 / 袴能 / 水狂言 / 涼み浄瑠璃 / 百物語 / 野外演奏 / 夏枯 / ナイター / 蓮見 / / 肌脱ぎ / 端居 / 外寝 / 暑気中り / 日射病 / 霍乱 / 赤痢 / コレラ / 夏期手当 / 暑中見舞 / 夏休 / 帰省 / 夏期講習会 / 林間学校 /

7月の季語:行事

氷を供ず / 水合の祓 / 雷鳴陣 / 氷室 / 賜氷の節 / 忌火の御飯 / 解斎の御粥 / 神今食 / 嘉定喰 / 節折 / 大祓 / 海の記念日 / 原爆の日 / 施米 / 夏芝居 / 掛鯛下す / 氷餅を祝う / 川止め / 山開き / 独立祭 / パリ祭 / 水防組出初式 / 川開き / 海開き / 七月場所 / 鬼燈市 / 土用灸 / 富士詣 / 塩釜祭 / 野馬追 / 弥彦燈籠祭 / 那智火祭 / 出羽三山祭 / 博多の祗園祭 / 津島祭 / 青祈祷 / 祗園会 / 厳島祭 / すもも祭 / 津和野の鷺舞 / 座摩祭 / 天満祭 / 大山祭 / 阿蘇祭 / 唐崎参 / 粉河祭 / 愛宕の千日詣 / 夏越 / 住吉の御祓 / 御神乗太鼓 / 佃祭 / 桑名祭 / 御手洗詣 / 下賀茂の御祓 / 座頭の納涼 / 吉野の蛙飛 / 四万六千日 / 閻魔参 / 鬼来迎 / 恐山大祭 / 橋立祭 / 志度寺祭 / キュリー夫人祭 / 日本福者祭 / 光琳忌 / 源信忌 / 杉風忌 / 季吟忌 / 秋成忌 / 栄西忌 / 鷗外忌 / 艸心忌 / 茅舎忌 / 河童忌 / 不死男忌 / 左千夫忌 / 露伴忌 / 谷崎忌 / 夕爾忌 /

7月の季語:動物

羽抜鳥 / 練雲雀 / 鶯音を入る / 雷鳥 / / 天牛 / 玉虫 / / 空蝉 / 草蜉蝣 / 優曇華 / 薄翅蜉蝣 / / 紙魚 /

7月の季語:植物

夏藤 / 蔓手毱 / 凌霄の花 / 海紅豆 / 仏桑花 / 野牡丹 / 茉莉花 / フクシア / 青柿 / 青柚 / 青胡桃 / 青葡萄 / 青林檎 / 早桃 / パイナップル / 氷室の桜 / 土用芽 / 病葉 / 山法師の花 / 合歓の花 / 菩提樹の花 / 沙羅の花 / 蘇鉄の花 / さびたの花 / 玫瑰 / 犬枇杷 / 葛藤 / 夏茱萸 / 珊瑚樹の花 / 若竹 / ダリア / ユッカ / 向日葵 / 黄蜀葵 / 紅蜀葵 / 布袋葵 / 夏水仙 / 蝦夷菊 / 錦鶏菊 / 孔雀草 / 撫子 / ダチュラ / アカンサス / カラジューム / 銀盃草 / 月下美人 / 風蝶草 / 睡蓮 / 含羞草 / 花魁草 / 縷紅草 / 松葉牡丹 / 仙人掌 / 初雪草 / サルビア / 美女桜 / 日日草 / 百日草 / 千日草 / 午時花 / 銀盞花 / 青鬼燈 / 芭蕉の花 / 糸瓜の花 / 瓢の花 / 夕顔 / 胡麻の花 / 独活の花 / 韮の花 / 蒜の花 / 夏豆 / / 甜瓜 / 姫瓜 / 越瓜 / 青瓜 / メロン / 茄子 / トマト / アスパラガスの花 / 新藷 / 若牛蒡 / 夏葱 / 茗荷の子 / 草石蚕 / 紫蘇 / 新生姜 / 青山椒 / 青唐辛子 / / 帚木 / 棉の花 / 玉蜀黍の花 / 亜麻の花 / / 草いきれ / 夏萩 / 紫草 / 竹煮草 / 風蘭 / 胡蝶蘭 / 月見草 / 水葵 / 三稜草 / 蒲の穂 / 虎杖の花 / 浜木綿の花 / 灸花 / 岩煙草 / 豚草 / 草合歓 / 萱草の花 / 蚊帳吊草 / 射干 / 駒繫 / 蛍草 / 藪虱の花 / 鷺草 / 蒼朮の花 / 千鳥草 / 虫取菫 / 水車前 / 梅鉢草 / 烏瓜の花 / 風露草 / 浜菅 / 夕菅 / 日光黄菅 / 薄雪草 / 衣笠草 / 岩桐草 / 岩桔梗 / 岩蓼 / えぞにゅう / 黒百合 / 千島桔梗 / ちんぐるま / 栂桜 / 岩高蘭 / 岩梨 / 苔桃の花 / 塩竈菊 / 駒草 / 白根葵 / 白山一花草 / 高嶺草 / 小梅蕙草 / 岩鏡 / 綿菅 / 松蘿 / 早松茸 / 昆布 /

※当記事では【 三夏(5月から7月の季語:全期間で使用可能な季語)】は掲載しておりません。より多くの季語をお探しの場合は、以下のページを御覧ください。
⇒ 三夏を含む夏の季語一覧はこちらをクリック

「七月」を使用した俳句についてまとめてみました。

季語「七月」について

【表記】七月

【読み方】しちがつ

【ローマ字読み】shichigatsu

子季語・関連季語・傍題・類語など

季節による分類

・「し」で始まる夏の季語

・「夏の時候」を表す季語

・「晩夏」に分類される季語

七月を含む俳句例

七月や萱は切先豊かにて/上野燎

七月や海の店にも李出て/森澄雄

雨粒の中なる街も七月へ/小澤實

七月や少年川に育まれ/山根真矢

七月の広き草原楡一樹/河野恭二

七月の童糞せり道の上/石田波郷

七月やひづめの音を奥山に/原裕

七月の花を梢に深山朴/西本一都

七月の行方烏賊釣火は沖へ/原裕

夕月に七月の蝶のぼりけり/原石鼎

七月の青い鴎をとりにゆけ/皆吉司

七月の青き水ゆく竹の奥/石原舟月

七月の少女の産毛金色に/芦川巣洲

七月の面暗しや返り梅雨/石塚友二

七月や方舟になき羅針盤/鈴木栄子

駒鳥が鳴く七月の南谷/伊藤いと子

七月の殺気真昼の水を過ぐ/桂信子

軍神も七月の足臭からめ/筑紫磐井

七月の海峡ただよふ竹箒/横山房子

七月の海真つ青な暦剥ぐ/玉田年春

俳句例:21句目~

見送るや七月すでに鰯雲/相馬遷子

七月の湖あり利休絣着て/岡井省二

腰を病む甘納豆も七月も/坪内稔典

七月の雨瀟々の居職の窓/下村槐太

紺着流す風樹相摶つ七月の/桂信子

生陶に射す七月の夕暮光/大橋敦子

七月の光が重し蝶の翅/橋本多佳子

七月の舞台鞴の茣蓙に雨/宮武寒々

物一つ置かぬ円卓七月ヘ/村越化石

少年のつばさなす耳七月へ/林邦彦

七月の夜明の浪や垣の外/増田龍雨

自転車を倒し七月匂いけり/和田悟朗

七月の海退屈に日が沈み/猿橋統流子

七月の病躯起すに縄のごと/下村槐太

七月の舞台幕ごと飯食べる/宮武寒々

七月の諒闇といふ静けさよ/筑紫磐井

ねむの花ちる七月の仏かな/飯田蛇笏

七月の赤がれ見ゆる芒山/冨田みのる

七月の躑躅が燃ゆる霧の中/大島民郎

七月の青嶺まぢかく熔鉱炉/山口誓子

俳句例:41句目~

七月といふ晩年の空のあり/櫂未知子

七月や山てつぺんの立話/大木あまり

七月は水の落ち合ふ東京府/筑紫磐井

七月へ光る一点樹上の人/櫛原希伊子

七月やいま大宰府の雨太き/中村祐子

七月やロダン立像漆黒に/石田あき子

七月や予感はいまも草の中/大坪重治

七月や壮年の樹に風はらみ/筑紫磐井

七月や子を連れ歩ゆむ山鴉/萩原麦草

七月や既にたのしき草の丈/日野草城

七月や目玉大きく合羽着て/松本文子

七月や紫苑の丈に雨そゝぎ/林原耒井

七月の僧と向きあふ小半日/石川桂郎

七月や銀のキリスト石の壁/大野林火

暑き日に潤一郎忌加へけり/細川加賀

七月の利久燈籠どこも濡れ/横山白虹

七月尽星の赤光士気盈つる/斎藤空華

妻恋へば七月の野に水の音/角川源義

日日の照七月やふどし干す/下村槐太

秋雨の如きパリーの七月に/高木晴子

俳句例:61句目~

七月の夜空の潔さ群青忌/渡邊千枝子

七月の家ゆるがせて汽車黒し/桂信子

七月のてのひらにおく八ケ岳/神蔵器

七月の手足光れり泥染師/能勢真砂子

紀の川を七月の風渡り初む/今泉貞鳳

七月の切傷あまき血のにじむ/長山順子

あてもなく買ふ七月の旅鞄/渡邊千枝子

七月や団地は角を張り詰めに/毛塚静枝

妻の忌の七月七日もう真近か/足立刀水

七月や山羊の目遠き水上へ/波多野爽波

ひとりこぼれて七月のどまん中/林恒子

夫も孫も七月生れ草矢射る/伊藤いと子

七月の言はれて母の忌日かな/石川桂郎

七月や雨脚を見て門司にあり/藤田湘子

七月や描く眉墨の細く濃く/野村津也子

七月の雨きらきらと犀の檻/栗原利代子

七月のこゑ白雲が蜂起せり/千代田葛彦

七月の運河見てゐる傘を垂れ/大屋達治

七月やてのひら白く水つかふ/館岡沙緻

七月や林檎をシャワーもて洗ふ/皆吉司

俳句例:81句目~

七月や流寓の子の櫨かぶれ/百合山羽公

七月の輪飾をして元湯かな/八木林之介

七月や冷してたまふ水ぐすり/石田波郷

七月も十日過ぎたる雨の音/宇多喜代子

勘違いして七月の長きかな/宇多喜代子

三夕なりけり七月八月九月はけふ/調鶴

七月や砂地が影になつてゐて/細見綾子

七月の夕闇ちちもははもなし/平井照敏

七月の夜に入る山のくるみの木/嶺治雄

七月や四方延びに我が浅水は/永田耕衣

七月の日の出雉鳩鳴きつゞき/高橋馬相

七月の暑さとなりぬ麦を刈る/三谷美子

七月の蝌蚪が居りけり山の池/高浜虚子

旅人に七月さむき風吹けり/福田甲子雄

七月の雨犬猫を濡らしけり/今井杏太郎

明日よりは七月となる祓かな/成瀬千代

高山七月老鶯をきく昼寝かや/飯田蛇笏

七月の菩提樹の実をかく拾ふ/後藤夜半

七月の耳よりも冷え耳かざり/土生重次

磐梯の七月はらわた軽かりき/寺田京子