季語/鹿垣(ししがき)を使った俳句

「鹿垣」を使用した俳句についてまとめてみました。

スポンサーリンク

季語「鹿垣」について

【表記】鹿垣

【読み方】ししがき

【ローマ字読み】shishigaki

子季語・関連季語・傍題・類語など

・鹿小屋(ししごや:shishigoya)

・犬垣(いぬがき:inugaki)

・ししぐね(ししぐね:shishigune)

季節による分類

・「し」で始まる秋の季語

・「秋の生活」を表す季語

・「三秋」に分類される季語

月ごとの分類

8月の季語

9月の季語

10月の季語

スポンサーリンク

鹿垣を含む俳句例

鹿垣の門鎖し居る男かな/原石鼎

猪番に金星強き鈴鹿山/宮田正和

猪垣の上植林の大斜面/茨木和生

蒼朮の花や猪垣崩れをり/飴山實

猪垣を組むに荒縄荒丸太/岬雪夫

猪垣の門鎖しゐる男かな/原石鼎

猪垣の母なる山に傾きぬ/斉藤夏風

猪垣の内石垣の上に住む/藤田雅子

焼帛の煙夜明に動き出す/茨木和生

猪垣に余寒はげしや旅の空/炭太祇

猪垣をことに手厚く水の秋/飴山實

猪垣や伊勢神領の尽く処/秋谷鉄朗

猪垣の一ケ所に向け投光器/林周作

丹波には猪垣長き砦なす/塩川雄三

学校の裏猪垣の続きたる/茨木和生

猪垣のむすびめきれて秋の風/暁台

猪垣の袖重ねたり出入口/舘野翔鶴

猪垣をせり一枚の沼田にも/茨木和生

百選の棚田鹿垣連ねけり/竹綱弓紀子

猪垣を組む老若の影重ね/渡邊千枝子

俳句例:21句目~

凍豆腐月の猪垣遠巻きに/大竹きみ江

猪垣を結びしといふ山便り/松田義朗

鹿垣といふは徹底して続く/後藤立夫

石の島石積み上げて猪垣に/塚田正子

夕虹に焼帛立つる野中かな/高田蝶衣

猪垣にぬけ道のあり犬通る/飯島正人

鹿垣に番かけ込きゞすかな/加舎白雄

猪垣に三輪山の猪封じたり/右城暮石

猪垣のとつぷり暮れし土瓶蒸/森澄雄

鹿垣のはしる縦横無尽かな/舘野翔鶴

鹿垣のかゝる人里近くまで/阿部夕礁

猪垣の低さに少し不安あり/吉川遊壺

猪垣の日を返しゐる谷の底/茂里正治

猪垣の杭束ね置く村の口/島田刀根夫

猪垣の端見えてゐる霞かな/綾部仁喜

猪垣の途切れてそこに登窯/山田弘子

鹿垣や念仏講は夜のこと/大峯あきら

鹿垣や里にのこりし合戦記/古館曹人

鹿垣や青々濡るる蔦かづら/飯田蛇笏

猪垣の長篠道の田水かな/八木林之介

俳句例:41句目~

猪垣は粗にして低く長きもの/米谷孝

猪垣をせし田に山に海鴨れり/茨木和生

猪垣へ消えゆく径や釣舟草/八木林之介

身構へる形に鹿垣組み終る/島田一耕史

茶が咲いて猪垣へゆく背負籠/綾部仁喜

繕ひて猪垣の知恵生きてゐし/山田庄蜂

鹿垣に小鳥群れゐる日和かな/古川芋蔓

鹿垣に抜け道ありぬ神の島/冨田みのる

焼帛に焼酎吹いてゆきにけり/茨木和生

猪垣の高く榛名湖近づける/稲畑廣太郎

猪垣の事々しくて村しづか/大峯あきら

猪垣の月光年を越えむとす/千代田葛彦

鹿垣の檜原がかりは常陰かも/下村槐太

鹿垣の片方で足り地の利の田/上坂召子

鹿垣も夢前川をさかのぼる/加藤三七子

猪垣の更に高きへ組まれあり/藺草慶子

猪垣の守る四五枚の峡田かな/宮下翠舟

蚕笊もて猪垣結へり衣文村/松本たかし

ふる里の猪垣の辺で一と休み/細見綾子

一族の墓に猪垣して住めり/出羽智香子

俳句例:61句目~

猪垣が見えて吾家もその中に/渡辺公代

猪垣が見え四五戸見え奥近江/久米幸叢

猪垣といふものありて人はばむ/関成美

猪垣や星といふ星出てしまふ/脇本星浪

猪垣に日のありながら鳥帰る/山尾玉藻

栗むいて食べたる跡や猪の垣/細見綾子

過疎の里猪垣続く人家まで/国方佳根子

猪垣のひとところ切れ人通す/岡田日郎

焼帛のけぶりのすゑに野菊哉/高井几董

焼帛や風のまにまに露しろき/松瀬青々

猪垣にあはれ猪突の跡もなし/平畑静塔

鹿垣や奈良もはしなる雑司町/吉住白鳳子

猪垣のまばらの跡に来りけり/八木林之介

猪垣をまたいで山に入りにけり/石田郷子

猪垣の根まで均らして大根蒔く/宮田正和

鹿垣に鹿鳴く顔を見たりけり/岡本癖三酔

路は又鹿垣沿ひとなりにけり/竹内南蛮寺

鹿垣のずり破れたる山路かな/阿波野青畝

鹿垣を結ひたるあとの山の冷え/角川春樹

焼帛の融けたるものの黒しづく/茨木和生

俳句例:81句目~

猪垣の一枚は朱のトタンかな/九鬼あきゑ

猪垣の用なさぬほど荒れてをり/五十嵐櫻

猪垣のひとつ見しより次々現る/茂里正治

猪垣のほころびゐたる雨水かな/大石悦子

谿更けて猪番の灯をとがらしぬ/佐野鬼人

猪垣をして菊花展してをりぬ/上野さち子

鹿垣に又沿ふ道となりにけり/山内/年日子

猪垣のさほど頑丈には見えず/長谷川十四三

鹿垣を見つつもぞ行く有馬かな/阿波野青畝

猪垣の霧のあたりに浮かびけり/八木林之介

焼帛の火の炎とならずかたまれり/茨木和生

しののめの色に鹿垣のびにけり/加藤三七子

猪垣も結はぬ過疎地となりはてし/稲畑汀子

猪垣に神酒なみなみと注ぎけり/白岩てい子

猪垣にはやき灯をいれ山まつり/小山/寒子

鹿垣の天駈くるごとのびにけり/加藤三七子

猪垣のこころもとなく組まれあり/小坂蛍泉

道は鹿垣の上を行く真盛りの梅に/河東碧梧桐

猪垣に草生ふからすびしやく生ふ/八木林之介

鹿垣のみち阿夫利嶺に入りにけり/鈴木しげを

秋の季語
スポンサーリンク
俳句季語一覧ナビ