戦没を使用した俳句

戦没に関連した俳句の例をまとめました。

スポンサーリンク

戦没を含む俳句例

戦没の友のみ若し霜柱/三橋敏雄

曝す書の薄し戦没学徒集/岩崎照子

柿二つ描き遺して戦没す/馬場駿吉

英連邦戦没者墓地紫木蓮/池田秀水

葵咲くあの家この家の戦没者/林徹

戦没の霊あり余る野朝顔/伊丹三樹彦

戦没碑仰ぐ底冷え奥比叡/肥田埜勝美

戦没碑瓶の中まで黄砂降る/宇都宮靖

栴檀の万の実揺るる戦没碑/大立しづ

ストーブと猫と戦没学徒手記/加藤有水

梅雨ふかし戦没の子や恋もせで/及川貞

キャンパスの緑陰にして戦没碑/岩崎照子

草いきれ踏み込むさきの戦没碑/土田桃花

今年の青葉です戦没学生像照って/伊丹公子

戦没墓苑落花掬へば胸凝りぬ/鍵和田ゆう子

茱萸は実に戦没者のこと世に謂へり/及川貞

戦没学徒ら透明に群なし春塵駆く/磯貝碧蹄館