冷気を使用した俳句

冷気に関連した俳句の例をまとめました。

スポンサーリンク

冷気を含む俳句例

禊する湧玉池の冷気かな/渡辺志な

かづら橋渡れば秋気否冷気/橋本榮治

瞠いて滝の冷気に立ち向ふ/池田泰子

空蝉の背中に冷気残りをる/窪田英治

金玉方尺の冷気くれなゐに/内藤吐天

長城へ眉研ぐ冷気驢馬眠り/小倉緑村

冷気連れ込む雨の額剪つて/殿村莵絲子

十六夜や冷気おぼゆる糸瓜影/富田木歩

山葵咲き巌息づける冷気かな/橋本鶏二

熱帯夜天使のやうな冷気来し/小関桂子

甲冑に深夜の冷気底知れず/加藤知世子

磐座の杉降りきたる冷気かな/岩月通子

頬に来る冷気よ櫨の実が黒い/伊藤淳子

駅に佇つ山の冷気のうしろより/桂信子

シャツ通す冷気朝霧湧き止まず/高澤良一

車椅子道の冷気をひろひ行く/木崎ひろみ

冷気にも気迷ひのありさざんか垣/高澤良一

屠所の花卉冷気にみだれわたり鳥/飯田蛇笏

洞よりの冷気は霊気氷室口/前原よし「群青」