弱音を使用した俳句

弱音に関連した俳句の例をまとめました。

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弱音を含む俳句例

初めてきく男の弱音かがみ餅/林節子

寒椿弱音吹き消す吾子の声/牧ひろ子

磴厳し十薬の辺に弱音吐く/高澤良一

稲食ふて弱音を吐くな稲雀/津田清子

ますらをの弱音よろしき蕪蒸/前田攝子

弱音吐かなくて何吐く雲の峰/飯島晴子

焚火して男の弱音ふと洩らす/平子公一

鉄のふうりん弱音吐きにけり/安斎郁子

あたたかし三日の森の弱音鵙/星野麦丘人

唐辛子母の弱音は聞かざりし/北見さとる

春の雷弱音を吐いて失せにけり/中原道夫

汗止まぬ上り弱音はあきらめに/高澤良一

白桃や弱音を吐かば寧からむ/山田みづえ

自桃や弱音を吐かば寧からむ/山田みづえ

リルケをもて斬りあふ女鵙弱音/加藤知世子

弱音など吐かぬつもりの木守柿/保坂加津夫

闇に跼み蟇の弱音を聴いてやる/上田五千石

やすやすと弱音を吐くなかぶと虫/桜井/清一

わが弱音子に摶たるるよ胡桃割り/石田あき子

わかめって弱音を吐いたあなたみたい/滝浪貴史