季語/真菰の馬(まこものうま)を使った俳句

「真菰の馬」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「真菰の馬」について

【表記】真菰の馬

【読み方】まこものうま

【ローマ字読み】makomonoma

子季語・関連季語・傍題・類語など

・七夕馬(たなばたうま:tanabatauma)

・迎馬(むかえうま:mukaeuma)

季節による分類

・「ま」で始まる秋の季語

・「秋の行事」を表す季語

・「初秋」に分類される季語

月ごとの分類

8月の季語

真菰の馬を含む俳句例

迎馬能登は没日の遠き国/宮津昭彦

象潟や紅絹着せ真菰馬流す/岡井省二

足少し不揃ひなりし真菰馬/安斉君子

傾ける真菰の馬に触るゝまじ/長田芳子

真菰馬青藻まとひて流れけり/滝口五東

鬣に露をむすびぬ真菰馬/長谷川かな女

しんがりを真菰の馬の流れをり/赤尾恵以

ふんばれる真菰の馬の肢よわし/山口青邨

匂ひては細うなりゆく真菰馬/鍵和田釉子

潮の香やたてがみ揃ふ真菰馬/小野恵美子

真菰馬真菰のしとねしきにけり/鵜澤旋風

箕にあふれ真菰の馬の匂ふなり/安田晃子

ころびゐる星のあしたの真菰馬/百合山羽公

しだり尾の真菰の馬の曳かれけり/中村秋晴

真菰の馬太きうどんを背負ひけり/笠原古畦

真菰馬たてがみ立てて吊られたる/和田暖泡

編みあがる真菰馬より買はれゆく/近本雪枝