季語/父の日(ちちのひ)を使った俳句

「父の日」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「父の日」について

【表記】父の日

【読み方】ちちのひ

【ローマ字読み】chichinohi

子季語・関連季語・傍題・類語など

季節による分類

・「ち」で始まる夏の季語

・「夏の行事」を表す季語

・「仲夏」に分類される季語

月ごとの分類

6月の季語

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父の日を含む俳句例

父の日の後姿を妻が言ふ/有働亨

父の日や仏の山の忘れ水/森田公司

父の日の漱石先生手紙集/高橋可子

父の鬚わが鬚父の日なりけり/林翔

父の日の結納に酌む父二人/塩川祐子

提琴に提弓失せし父の日よ/松山足羽

父の日のをさなうて飛ぶ雨燕/中拓夫

父の日の朝の大空匂ひけり/澤井我来

父の日や朝一番に子の手紙/今泉貞鳳

今もある回す電球父の日よ/斎藤俊子

父の日や飯粒を引く山の蟻/太田土男

父の日の父の鴉の声を聴け/木村蕪城

古き帯まきて父の日青芒/百合山羽公

父の日や書斎の沙漠写真集/塩見恵介

父の日の父の背を知る太柱/乙部露光

父の日の雫ためをり杉檜/大木あまり

父の日の古びてわが名順三郎/岸田稚

父の日の焼酎をのむ父憎し/柏木去孔

父の日や父なる嶽の雲籠り/荒井正隆

父の日や登れば風の古墳頂/奈良文夫

俳句例:21句目~

父の日や若竹のみな節高に/小林康治

秀を雲に入れ父の日の太郎杉/下田稔

緑濃き朝の雨降る父の日よ/菖蒲あや

胸中の父と父の日語らはむ/大橋敦子

父の日や序章で切れし父の愛/後藤綾子

父の日や夫に父あり故郷あり/小坂京子

父の日や名利に遠く齢かさね/伊東宏晃

深く深くプールに潜り父の日よ/林誠司

父の日や古りし遺愛の銀時計/近藤一鴻

父の日の河口バツハの夕映よ/熊谷愛子

父の日と言ひて虎の刺身食ふ/大坪景章

父の日と言われ父の日かと呟く/有働亨

父の日に子が来て母と睦みけり/千葉仁

父の日の拾ひて石の熱さかな/内田美紗

父の日は哀しからずや穴子鮨/依光陽子

父の日の青銅の湖昏れんとす/佐川広治

父の日や灰皿のなき子の新居/満田玲子

父の日の路鋲光るを跨ぎ越す/岸風三樓

父の日の贈物とて麻パジャマ/高澤良一

父の日の話題は母のことばかり/三宅桂

俳句例:41句目~

父の日の白樺打ちて大雨なり/手島靖一

父の日やわれに鬚ある童画展/三嶋隆英

父の日の訓話忘ぜしにはあらず/樋笠文

父の日のドックに乾く潜水艦/内田美紗

父の日や母も画いて似顔展/松沢佐多子

父の日の父には白き歯のありぬ/小島健

父の日の若き遺影を父と呼ぶ/山田孝子

父の日の濤を雄心もて数ふ/永田耕一郎

父の日の父の剛球受けにけり/小原啄葉

父の日の父と画架組む湖平ら/川崎俊子

父の日の子よりの電話母が待つ/森啓子

父の日や暗くて広き象の背な/下山宏子

父の日や父よりうけし後生楽/行方克巳

父の日や生れついての天邪鬼/三宅郷子

山中に朴ひとつ咲き父の日か/木村敏男

父の日や皿をはみだす蟹の脚/畠山譲二

父の日や脚立の脚に亡父の名/長友砂峰

父の日の昼をふんぱつ勝烈庵/高澤良一

父の日や遺品のなかの金釦/遠藤若狭男

父の日の朴は高きを競ひけり/木村敏男

俳句例:61句目~

父の日を誰にも言はれず旅にあり/林翔

山荘に来て父の日の雨ごもり/大島民郎

弱腰のざりがに飼つて父の日よ/樋笠文

空白と同じ父の日雨つづき/日向野花郷

父の日の竹ひと節を加へけり/岸風三樓

父の日をベンチに眠る漢かな/中村苑子

落梅の音父の日の行方かな/百合山羽公

部屋広く使ひ父の日一人居る/田村一翠

父の日の忘れられをり波戻る/田川飛旅子

父の日の生きて百まで甲斐の酒/小高沙羅

父の日の未明犬掻きにて渡る/宇多喜代子

父の日の流れ藻の紅濃かりけり/大嶽青児

父の日の消印岳の峨々と立つ/杉田久美子

我が事よ父の日賜ふかさばり物/高澤良一

父の日の生みたて卵賜はりぬ/牛山一庭人

父の日の紙いつぱいに父の顔/土田日露支

父の日の若き父とも同車せり/相生垣瓜人

父の日の薔薇の委曲を尽しけり/後藤夜半

父の日の遠き一樹の青ほむら/大木あまり

父の日の隠さうべしや古日記/秋元不死男

俳句例:81句目~

父の日の餅あしつよき餅をつく/成田千空

父の日も旅やわらびを少し摘み/堀口星眠

父の日や出て顧りみて森の密度/香西照雄

父の日や巨船転舵に刻かけて/和気久良子

父の日や水巴百句がさざなみす/渡辺恭子

くすぶれる草へ草載せ父の日よ/長崎玲子

さしあげて双手さみしき父の日や/北光星

ゴリラ不機嫌父の日の父あまた/渡辺鮎太

今生は子なし父の日母の日に/八牧美喜子

先頭に頭を挙げし蟻父の日果つ/寺井谷子

山深くゐて父の日の暮れにけり/柴崎七重

懐妊のこと言ふ父の日の伏し目/辻美奈子

父の日や茄子は小さき花つけて/池田秀水

本当に逝きしと思ふ父の日来て/西川織子

波際を歩いて父の日なりけり/今井杏太郎

烏賊釣火父の日煌と在りにけり/渡辺恭子

父の日とラジオ時々言ひをりぬ/白岩三郎

男子厨房に入る父の日の独り酒/水原春郎

疵多き仙人掌父の日に咲けり/百合山羽公

父の日なり夜は函館の夜景見て/鈴木栄子

夏の季語
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