季語/箱眼鏡(はこめがね)を使った俳句

「箱眼鏡」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「箱眼鏡」について

【表記】箱眼鏡

【読み方】はこめがね

【ローマ字読み】hakomegane

子季語・関連季語・傍題・類語など

・硝子箱(ガラスばこ:garasubako)

・覗眼鏡(のぞきめがね:nozokimegane)

季節による分類

・「は」で始まる夏の季語

・「夏の生活」を表す季語

・「三夏」に分類される季語

月ごとの分類

5月の季語

6月の季語

7月の季語

箱眼鏡を含む俳句例

箱眼鏡私の行方漂える/秋尾敏

箱眼鏡覗く少年耳尖り/齋藤朗笛

太陽も隙よりのぞく箱眼鏡/檜紀代

水底に押し返されて箱眼鏡/小島健

箱眼鏡みどりの中を鮎流れ/上村占

龍宮の端を捉へし箱眼鏡/菅野一狼

汐引くや底の明るき箱眼鏡/道川虹洋

海峡の海胆を探せる箱眼鏡/高澤良一

竜宮の垣間見えたる箱眼鏡/山根和子

箱眼鏡父と始めて海にでる/太田土男

箱眼鏡積み磯開けの下見舟/榊原清允

箱眼鏡なまこの眠る国のぞく/米田一穂

箱眼鏡ひとりにひとつ水の窓/辻美奈子

箱眼鏡少年ふぐり憚からず/樋口玉蹊子

箱眼鏡浮かばせてをく遠い嶺/今瀬剛一

箱眼鏡父の歯型を噛みしむる/西田飄石

しっかりと水を抑へて箱眼鏡/山崎ひさを

我が足のこんなにでかい箱眼鏡/能村研三

海胆採の胸で押しゆく箱眼鏡/堂山芳野人

箱眼鏡在るはずもなき夫さがす/中嶋秀子

俳句例:21句目~

箱眼鏡干されて選挙事務所かな/清崎敏郎

箱眼鏡海盤車の底の夕焼くる/佐野まもる

解氷の海膽のむらさき箱眼鏡/青葉三角草

箱眼鏡きのふもけふも伊勢にゐて/児玉輝代