季語/神無月(かんなづき)を使った俳句

「神無月」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「神無月」について

【表記】神無月

【読み方】かんなづき

【ローマ字読み】kannazuki

子季語・関連季語・傍題・類語など

・神去月(かみさりづき:kamisarizuki)

・神在月(かみありづき:kamiarizuki)

・時雨月(しぐれづき:shigurezuki)

・初霜月(はつしもづき:hatsushimozuki)

季節による分類

・「か」で始まる冬の季語

・「冬の時候」を表す季語

・「初冬」に分類される季語

月ごとの分類

11月の季語

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神無月を含む俳句例

地球儀の内側灯る神無月/原裕

放下師や独り淋しき神無月/笑詠

十月や山の寺々時雨月/小杉余子

お座敷を見れば大略神無月/元理

大根の青き頭や神無月/野村喜舟

人顔も旅の昼間や神無月/炭太祇

神無月豆腐の売れる嵐かな/杉風

藍染の掛竹匂ふ神無月/桂樟蹊子

神無月天神の橋修理中/錦織ゆか

風寒し破れ障子の神無月/山崎宗鑑

禅寺の松の落葉や神無月/野澤凡兆

お狐に何のねぎごと神無月/牛田村

雨伝う木の二股の神無月/久保純夫

宮桂太しく立ちて神無月/高浜虚子

浴槽にマネキンの足神無月/皆吉司

裏藪の大木のぞく神無月/石原舟月

矢大臣の顔修繕や神無月/西山泊雲

神ながら巌ぞ立てり神無月/原石鼎

薬草の一束揺れる神無月/飯田龍太

葛城や草屋泊りの神無月/松瀬青々

俳句例:21句目~

水中の鷺に雨降る神無月/寺井谷子

拍手もかれ行森や神無月/横井也有

空狭き都に住むや神無月/夏目漱石

捨ぶねに雨たまりけり神無月/梅室

美しき落葉を砂に神無月/武定巨口

散供櫃に蜘蛛のゐ淋し神無月/露章

神有月出雲農家は垣厚し/大津希水

突堤に波の逃げ穴神無月/奈良文夫

高城や草屋泊りの神無月/松瀬青々

梯子より人の匂ひや神無月/桂信子

風寒し破れ障子の神無月/山崎宗鑑

栴檀の大き木蔭や神無月/田中裕明

一しきり闇もあかるし神無月/朱廸

白猫の田を渡りくる神無月/古舘曹人

真木河岸やさらに葉守の神無月/幽山

石室に大黒天や神無月/阿部みどり女

神棚の熊手煤けて神無月/相沢真知子

神無月めをと茶碗の音がする/相沢鼎

神無月天狗に手紙書きし者/有馬朗人

神無月女人四五人高千穂へ/飯田龍太

俳句例:41句目~

神無月毅然と手術勧めけり/杉山哲也

神無月神が国引く音ばかり/醍醐鉄哉

神無月神と道行するつもり/塩田峯子

神無月飴いろなして火吹竹/飯田龍太

竜田まで足の序や神無月/阿波野青畝

胸ボタンーつの行方神無月/中島斌雄

船馬にまた泣よるや神無月/向井去来

黒部前山大きく暮るる神無月/有働亨

冬瓜の椀にとろける神無月/横山房子

ほのめきも神有月や旅社/松根東洋城

日あたりて神有月の太柱/大峯あきら

卵塔の鳥居やげにも神無月/榎本其角

参道の松に透く田や神無月/尾崎迷堂

吉田殿へくれをやりけり神無月/言氷

善良な市民に飽きし神無月/梅原栄二

太鼓打つ妓の眦も神無月/瀬戸内寂聴

室を穹ぎて鼠を燻す神無月/金子兜太

山々の雪のさだまる神無月/深谷雄大

山に遊ぶ水車の鶏や神無月/飯田蛇笏

山妻や髪たぼながに神無月/飯田蛇笏

俳句例:61句目~

山山の雪のさだまる神無月/深谷雄大

影踏みは男女の遊び神無月/坪内稔典

打ち割りし鏡を拾う神無月/五島高資

新しき歳時記もらふ神無月/渡辺一枝

朝市に磯もの多し神無月/水原秋櫻子

木箱より人形のかほ神無月/藺草慶子

桑山を風吹き抜ける神無月/有泉七種

楼門に人のぼりゐる神無月/山本洋子

門川を流るる砂や神無月/大峯あきら

男わが火種とりつぐ神無月/清水基吉

病神は残りゐたまふ神無月/山口無明

力瘤らしきがわれに神無月/宇多喜代子

島の背に魚座のわれや神無月/佐藤鬼房

西洋伝方写真処とあり神無月/吉田鴻司

さらばへをいはうかいのう神無月/きく

しんかんと一矢放たば神無月/斎藤梅子

誕生の神無月なる空の旅/阿部みどり女

赤々と朝日卒寿の神無月/阿部みどり女

遠滝の双つ呼び交ひ神無月/岡本まち子

山川のにはかに瘠せし神無月/勝又一透

俳句例:81句目~

もみがらに卵つめたし神無月/小川軽舟

わが予後を神だのみして神無月/谷迪子

わが坂に湯を疾らしむ神無月/夏石番矢

滑りよくなりし戸襖神無月/藤井寿江子

京に舞ふ風のこころの神無月/大西岩夫

妻に家事少し褒めらる神無月/及川隆夫

高き木の立並びけり神無月/阿波野青畝

鶴の来る空や見るみる神無月/水田正秀

早朝のミサに始まる神無月/稲畑廣太郎

澱みなく山彦とんで神無月/斎藤佳代子

砂糖壺つかふことなし神無月/石田波郷

神無月夕日をうけて山座る/松崎鉄之介

神無月狂女を叱るわれは鬼女/中川禮子

出雲路の神在月となりしかな/村山古郷

相乗りの単車疾駆す神無月/武田日出夫

日も友も海を越えくる神無月/橋本榮治

独活畑も川も失せけり神無月/石田波郷

神無月鳩の交尾のすぐ終はる/大石雄鬼

味噌蔵の中あたたかし神無月/橋本榮治

拍手を打ちて今日より神無月/畑中圓子

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