塵取に関連した俳句の例をまとめました。
塵取を含む俳句例
塵取と箒の間を鶫かな/日原傳
塵取に今年の塵や掃納/泥谷竹舟
塵取に啓蟄の虫あるあはれ/林翔
塵取をこぼるゝ塵や秋の暮/草城
鶯や塵取さげて老の妻/遠藤梧逸
塵取に尚吹く風や鳥交る/飯田蛇笏
銀杏散る巫女の箒に塵取に/郡良子
初冬の大塵取に塵少し/阿部みどり女
塵取にすこしかゝりて蟻の道/桜坡子
塵取になほ吹く風や鳥交る/飯田蛇笏
塵取に塵なく園の秋日和/池内たけし
塵取も夕日の中や日短き/吉岡禅寺洞
枯菊に帚塵取休みをり/阿部みどり女
塵取に入れて戻りぬ蕗の薹/鈴鹿野風呂
塵取に押し込む桐の廣葉かな/正岡子規
塵取の手にも夕ベの蜘蛛の糸/鈴木花蓑
墓の門に塵取かゝる盆会かな/芝不器男
箒/塵取露けく下がり共同湯/高澤良一
塵取にはこびて藍を植ゑにけり/岡安迷子
塵取りにしほれてかゝる杉菜かな/松藤夏山
俳句例:21句目～
大塵取日永の日影つくりけり/、/松藤夏山
陽炎へるものはと見れば塵取か/池内たけし
塵とりをこぼれし落葉かへりみる/軽部烏帽子
虎落笛塵取に塵はなかりけり/五十崎古郷句集
秋日に憩へよ箒と塵取りを持ちつ妻よ/磯貝碧蹄館
