他人を使用した俳句 俳句作品例 2018.11.12 俳句例:101句目~ 御慶ながくきやうだいはもう他人なりし/純夫 他人の欠点ばかり見ゆる日罌粟崩る/川村紫陽 まさしく明界海苔掻く母は他人の母/磯貝碧蹄館 咳きこむあと他人の騒音にやはらげられ/竹中宏 からし菜を漬けて他人と言はるる身/八牧美喜子 二十代で詩人それからを越境する他人/加藤郁乎 松過ぎのあやして泣かす他人の子/鍵和田ゆう子 秋雨寸跳ね他人を視る眼は吾を見る眼/磯貝碧蹄館 むつつり木槿が咲く夕ベ他人の家にもどる/尾崎放哉 花の陰あかの他人はなかりけり/一茶/文政二年己卯 前へ 12