祈るを使用した俳句

祈るに関連した俳句の例をまとめました。

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祈るを含む俳句例

たくましき夏雲海は祈る刻/原裕

眠る力祈る力や明易に/坂本宮尾

漁りて耕して且つ祈る島/山澄陽子

厨の手休めて祈る原爆忌/小谷久子

脂浮く水甕の水祈る父母/夏石番矢

針供養女人は祈ること多し/上野泰

青芦に馬みな祈る石狩野/堀口星眠

祈るかに母は鶴折る星月夜/林昌華

露の花圃天主を祈るもの来る/誓子

長崎は祈る街なり櫨紅葉/菊池繁公

遊牧の民来て祈る秋暑寺/佐川広治

祈る乙女墓原雀交み落つ/石田波郷

悴めば祈る形に指組まれ/竹内千花

無造作に祈る畳屋針供養/秋山夏樹

片栗の蕾乙女の祈るごと/鮎澤紀子

此山の巨人の跡や雨祈る/石井露月

祈ること多き齢や初不動/神原栄二

茅の鹿地蔵に供へ雨祈る/曽根/満

祈る掌はひたと一枚桐一葉/林昌華

祈るとき米搗虫の気配あり/対馬康子

俳句例:21句目~

病む妻の祈る夏雲神に見え/今泉貞鳳

祈るごと沖へ首垂れ寒立馬/森脇貞子

ひと祈る大宮の上の春の月/矢島渚男

椰子の花こぼるゝ土に伏し祈る/篠原

藺の匂ふ畳素足できて祈る/佐野美智

乳搾る秋冷の地に祈るごと/宮坂静生

二階から彼岸桜を折り祈る/攝津幸彦

人の世の儚なさ満月に祈る/高木敏子

凍星の高きに祈る父癒えよ/菖蒲あや

筆霊にして夕立を祈るべく/正岡子規

潮騒へ祈るかたちの黄水仙/紙谷礼子

大寒や身ゆすり祈る哭壁に/有馬朗人

夕焼に祈る言葉も染りつゝ/山内山彦

祈りとは膝美しく祈る晩夏/攝津幸彦

日和乞ひしたる社に雨祈る/矢野藍女

御来迎草鞋ばきの禰宜祈る/福田蓼汀

臘梅の厚さ快癒を祈るなら/木津凉太

米売の瞳祈る花の停車駅/殿村莵絲子

子が為に祈る一事の年の暮/石塚友二

栗を掌に余し老婆の影祈る/古舘曹人

俳句例:41句目~

春昼の背後に誰か来て祈る/横山房子

雨祈る水を貰ひに御嶽まで/佐々木麦童

雨祈る火に飛びかへる山の禽/西村公鳳

ただ祈る落花美しかりし日に/稲畑汀子

露燦々胸に手組めり祈るごと/石田波郷

人は野にありても祈る金鳳華/本多静江

冬籠祈るべき神もなかりけり/寺田寅彦

原爆忌人は孤ならず地に祈る/飯田蛇笏

向日葵の垂れしうなじは祈るかに/篠原

夕野分祈るかたちの木を残す/小池文子

新米を祈る姿に食うべけり/矢部なずな

旅にをるおもひに祈るや女郎花/森澄雄

春陰に膝立ち祈る漁婦マリヤ/桂樟蹊子

有為の身の息災祈る初大師/大野雑草子

祈るべく木椅子は浅し復活祭/鈴木栄子

白血球増えよと祈るとろろ汁/相澤尚子

黒葡萄祈ることばを口にせず/井上弘美

祈ることなし鍵束を持ち歩く/三宅三穂

祈る手の精霊ばつた野に放つ/今枝立青

祈る手の胸の高さに秋の風/金子三起子

俳句例:61句目~

祈る間も娘は雲の峰登りさう/渡辺恭子

神かけて祈る恋なし宇佐の春/夏目漱石

筆に霊ありて夕立を祈るべく/正岡子規

聖堂のまばらに祈る夜寒人/冨田みのる

聖夜ミサ祈る神父の息白し/小原菁々子

落葉松に千の実の鈴祈るごと/堀口星眠

藁屋一つ祈るかたちの男郎花/丸山海道

蝶はさみ祈る手あわす楚囚篇/寺山修司

雨祈る人竹林に充ちにけり/佐野青陽人

稲背負ふ祈るかたちに膝を折り/佐川広治

祈るとは願ふにあらず下萌ゆる/京極杜藻

ぬかご熟れこもごも祈る影淡き/山田文男

天の川頭上に重し祈るのみ/長谷川ふみ子

焼死者に火でまた祈る寒さかな/松浦敬親

聖水冷えびえ室は寝るのみ祈るのみ/林翔

葡萄干す手を止め祈る刻のあり/中村青峰

祈る灯をちひさく点す雪座敷/佐藤美恵子

蜻蛉生る祈るかたちに草掴み/伊藤伊那男

降誕祭われが祈れば子も祈る/成瀬櫻桃子

梅の神に如何なる恋や祈るらん/夏目漱石

俳句例:81句目~

冬草や身を折り曲げて祈る像/山本清稀人

梅が香に麦の出来をぞ祈るかな/野村喜舟

妻と祈る寒灯くらき下にして/成瀬桜桃子

波打際で働くことは祈ることだ/夏石番矢

白鳥のつぎつぎ祈り我も祈る/鳥居美智子

雨祈る火のかぐろくて盛夏かな/飯田蛇笏

雪山へ共に快癒を祈るかな/阿部みどり女

桂郎ありや祈る形に藁塚くづれ/小林康治

祈ること伊豆のさくらの下に佇つ/林原耒井

岩ひばりの登り声にて嶺に祈る/加藤知世子

祈るとき踵はガラスでできている/鎌倉佐弓

炎熱や癌の吾を俯仰天地に妻祈る/橋本夢道

主に祈る花菜あかるき中に臥し/古賀まり子

蘇鉄咲き祈る指なき被爆使徒/野見山ひふみ

辛夷満開こぞりて天に祈るかな/成瀬桜桃子

キリストといふ語を吃り祈る秋/田川飛旅子

祈るなき身に沁む暁のコーランは/斎藤節子

祈るべき天とおもえど天の病む/石牟礼道子

いはんすべなし夏草に祈るのみ/米田双葉子

祈る手に吹かれて来たり草蜉蝣/山田みづえ

俳句作品例
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