へらへらを使用した俳句

へらへらに関連した俳句の例をまとめました。

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へらへらを含む俳句例

出女の舌がへらへら夏の濤/山崎政江

同じ世をへらへら百足小判かな/一茶

大寒の舌へらへらと罵りぬ/小林康治

膝まげて歩く陰暦へらへらと/穴井太

へらへらとマチスの女葡萄食ふ/仙田洋子

へらへらと駅蕎麦食うべ秋遍路/角田拾翠

栗は実に育つへらへら恋すまじ/清水基吉

琉金の尾のへらへらと水に炎え/山崎禎子

倒れんと独楽のへらへら笑ひ出す/中川指月

若布洗ふへらへらと水逃しつつ/長谷川秋子

落葉へらへら顔をゆがめて笑ふ事/尾崎放哉

蝙蝠がへらへら暮色つくりだす/石丸寿美子

蟷螂の子のへらへらと立ちあがり/行方克巳

西瓜売りにゆく夏帽がへらへらす/中島南北

蹤きゆく犬の舌がへらへら学生デモ/寺田京子

にはか雨金へらへら斃ちさうな/飛鳥田れい無公

ふところ手背をへらへらと振りゆけり/野村喜舟