軒先に関連した俳句の例をまとめました。
軒先を含む俳句例
軒先に海あふれたる神来月/原裕
お年忌のくる軒先に唐辛子/原田喬
初鶏の東方四五軒先で鳴き/峠素子
松納軒先に潮鳴ってをり/中澤康人
軒先に唐辛子垂れ癩一家/菖蒲あや
軒先に夜を通したる干鰈/郡/嵐子
軒先に鬼灯赤し母見舞ふ/山田弘子
軒先の氷柱音階耳澄ます/坂口満江
雨宿りせる軒先の鶏頭花/高澤良一
朝ざくら軒先ばかり雨が見ゆ/中拓夫
軒先に山川暴る蚕飼かな/瀧澤伊代次
軒先に竹瓮を積みて佃煮屋/中間恵子
軒先に蛸吊りて売る竜飛崎/鈴木朗月
軒先に蜂の巣のあり閻魔堂/藤井雪江
軒先の壺のいろいろ燕来る/児玉喜代
田を植ゑて軒先までの水明り/佐藤桂水
花一輪つけて軒先胡麻干さる/河本好恵
お六櫛売る軒先やつばめの子/鈴木千恵子
軒先にいつもの研師来て残暑/浅見まき子
軒先に海暮れかゝる門火かな/鈴木真砂女
俳句例:21句目～
軒先きのほろとしぐれつ秋日かな/富田木歩
