島渡船に関連した俳句の例をまとめました。
島渡船を含む俳句例
島渡舟着いてそこより初戎/白石峰子
春立つや一便殖えし島渡舟/徳永玄子
焼藷の屋台も乗せて島渡船/大塚郁子
冬凪やうしろ手に待つ島渡舟/塙三千男
壷焼やしばし間のある島渡舟/梅田青逸
大かたは花見の客や島渡舟/行廣すみ女
島渡船切符売女が海髪を撰る/榊原池風
昼顔や神父をおろす島渡舟/坪井かね子
栄螺焼く匂ひに着きし島渡船/小林一行
渡船降り島教会へ日傘さし/小原菁々子
秋潮や水尾まつすぐに島渡船/満田玲子
袴著の抱かれて乗りし島渡舟/小泉節子
お彼岸の間合ひやや詰め島渡舟/大西桑風
夕雲雀島の渡舟はいま絶えし/佐野まもる
島渡船いかなご舟とすれ違ふ/池内けい吾
渡舟にて島の師を訪ふ文化の日/新田巣鳩
西瓜積むついでに客も島渡船/今井千鶴子
釣り客に避暑客に混み島渡船/小原菁々子
ビール積み耶蘇島渡船日に一度/小原菁々子
島の娘をのせて渡舟や羽子日和/今井つる女
俳句例:21句目～
春着の子のせて島より渡舟着く/松尾/信也
飯匙倩入りし箱も積まれて島渡舟/五島白羊
