季語/暖房(だんぼう)を使った俳句

「暖房」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「暖房」について

【表記】暖房

【読み方】だんぼう

【ローマ字読み】dambo

子季語・関連季語・傍題・類語など

・煖房(だんぼう:dambo_)

・スチーム(すちーむ:suchimu)

・暖房車(だんぼうしゃ:dambosha)

季節による分類

・「た」で始まる冬の季語

・「冬の生活」を表す季語

・「三冬」に分類される季語

月ごとの分類

11月の季語

12月の季語

1月の季語

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暖房を含む俳句例

袋の上袋重ねて暖房車/高澤良一

放送の英語は女性暖房車/林瑠美

煖房や地中海的皿の中/加藤郁乎

暖房や地中海的皿の中/加藤郁乎

暖房や絨氈赤く壁は金/京極杞陽

柏原去る煙太の煖房車/西本一都

煖房の浜木綿既に蕾上げ/高浜年尾

暖房に橋のない川とふ映画/内野修

煖房車米買女髪撫でて/百合山羽公

暖房車高原の日を膝にする/原柯城

一方にのみ押す扉暖房館/津田清子

暖房や葭の衝立扉を隠す/山口誓子

煖房に汗ばむ夜汽車神詣/杉田久女

暖房や此役所にも生字引/久米正雄

倒産の眼もて暖房器の青火/三谷昭

冬雷に暖房月を湛へたり/飯田蛇笏

暖房や糊の香甘き製本場/高井北杜

ざうざうと暖房音も心音も/高澤良一

暖房の税務署をでて躓きし/藤野基一

煖房に鍵盤を白く蓋せざる/山口誓子

俳句例:21句目~

暖房やつがれて赤き食前酒/萩原季葉

暖房や人を舞はしむ回転扉/井沢正江

暖房車海離れまた海に沿ふ/池田秀水

刀剣の切っ先ならぶ弱暖房/川嶋隆史

大阪の強暖房に身がくもる/右城暮石

暖房を最強にして語らへど/櫂未知子

暖房や大いに咲きて桃の花/田村木国

大陸の綺羅星の夜を煖房車/福田蓼汀

凍花めづ煖房の窓機影ゆく/飯田蛇笏

防風林駆く煖房車骨牌せる/宮武寒々

暖房に唇かわく目覚めかな/稲畑汀子

翳ふかき森にかかりぬ煖房車/有働亨

暖房や母来る頃を見計らひ/朝倉和江

藍染の小店暖房きき過ぎる/金丸直治

病院の煖房に菌あたたまる/辻田克巳

新しき暖房器具を母と見る/館岡沙緻

煖房や株主集ふ椅子を置く/山口誓子

暖房車発車す窓を叩き合ひ/右城暮石

暖房に遠く猥語に遠くをり/小池一覚

煖房や吏僚それぞれ矜あり/岸風三楼

俳句例:41句目~

暖房のぬくみ伝はる白い杖/西浦一滴

暖房が効きて職場の冬多幸/河野南畦

煖房や八階にして窓に不二/鈴木花蓑

煖房や人を舞はしむ回転扉/井沢正江

目覚むれば北上川や暖房車/水原春郎

漫画読む人にはさまれ暖房車/高見孝子

みつめられ汚る裸婦象暖房に/西東三鬼

船室の暖房効いて客まばら/下城/宇良

身ひとつの旅すぐ睡く暖房車/菖蒲あや

バターよく伸び煖房の食堂車/稲畑汀子

仁丹のにほひ揺れつつ暖房車/白岩三郎

煖房に遠き片手はポケットに/高木晴子

始まりし暖房時間あたゝまる/右城暮石

子を抱きし母も眠りて暖房車/菅沢泰子

煖房の寺出て町へ菓子買ひに/中嶋秀子

煖房や地階に歯科のあり降る/岸風三楼

恵那山がもう見えるころ暖房車/所山花

煖房車乾きし洋傘を巻き直す/内藤吐天

白地図の国に入りたる煖房車/久保田博

闇を来しこと明るさと煖房と/稲畑汀子

俳句例:61句目~

暖房がことりと切れて島の影/永末恵子

スチームや窓に昏れゆく東山/斎藤朗笛

妊り教師スチームよりの妙な暖/楠節子

暖房にゐる幼な児の冷たき手/右城暮石

暖房に居て戦話聴く勿体なし/日野草城

暖房に待つことの愛暮れ残り/高澤晶子

暖房のぬくもりを持ち鍵一房/有馬朗人

暖房の明るき間より海を見ん/横光利一

暖房の電車に暑く一人びとり/池田澄子

暖房の音みしみしと試し焚き/高澤良一

暖房や今日十三日金曜日/久保田万太郎

暖房や旅にはじまる私小説/上田日差子

暖房を入れて欲しいと多数決/稲畑汀子

秋すでに煖房宿名モンブラン/河野静雲

暖房車乾きし洋傘を巻き直す/内藤吐天

暖房音せはしく朝が始まりぬ/高澤良一

暖房や積木あそびの家が立ち/船越/和香

ゆるやかに海がとまりぬ暖房車/加藤楸邨

煖房や何をとりにぞ此処に来し/星野立子

乗り換えの駅で起こされ暖房車/高澤良一

俳句例:81句目~

伊服岐能山畏れてすゝむ暖房車/川崎展宏

安房びとの花の荷匂ふ暖房車/塩谷はつ枝

家を恋ふ鼻梁となりて暖房車/長谷川秋子

床起って暖房入れにゆきにけり/高澤良一

煖房に子笑みてのむコゝアかな/高木晴子

煖房やレモン搾りし掌を拭かず/内藤吐天

暖房や崩れてのぞくばらの蘂/秋元草日居

暖房なき車中眼を見ひらき合ふ/右城暮石

暖房や花の絵ばかりなる画廊/小久保英子

暖房や肩をかくさぬをとめらと/日野草城

暖房のよく利いてゐる赤子かな/橋本榮治

煖房車かつぎ屋の米わが膝下/百合山羽公

暖房に毛皮とそれのレヂスター/中村汀女

煖房や扉あけてやすむ昇降機/山口波津女

暖房や醫局はたれも来てをらぬ/横山白虹

煖房のきゝはじめたる子を起す/稲畑汀子

暖房に真夜覚めてたゞ一人なる/相馬遷子

煖房のこの家に別れねばならぬ/千原草之

暖房や明日は陸地をはなるべく/横山白虹

母と子のこけし顔なり煖房車/野村多賀子

冬の季語
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