季語/春の鳥(はるのとり)を使った俳句

「春の鳥」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「春の鳥」について

【表記】春の鳥

【読み方】はるのとり

【ローマ字読み】harunotori

子季語・関連季語・傍題・類語など

・春禽(しゅんきん:shunkin)

季節による分類

・「は」で始まる春の季語

・「春の動物」を表す季語

・「三春」に分類される季語

月ごとの分類

2月の季語

3月の季語

4月の季語

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春の鳥を含む俳句例

行春や鳥啼きの目は泪/芭蕉

行く春や鳥啼きの目は泪/芭蕉

春の鵙紅の眦切長に/橋本鶏二

春や今水に影ゆく鳥と雲/去来

潮満たす磯長の春の鴎鳥/原裕

沖へ去る鳥影重し春の海/原裕

剥製の鳥の埃や春浅し/柴田宵曲

春禽や仁王の臍に紙礫/古館曹人

盗みする鳶も舞けり春の空/闌更

仏壇や春潮を羽つよき鳥/上村占

春禽や橋の影ある谷の底/大串章

山鳥の尾をふむ春の入日哉/蕪村

鳥寒し生駒につゞく春の水/移竹

鳥の羽に見初る春の光かな/樗良

春禽の声も万物相の中/富安風生

鱶の胃に春の港と鴎鳥/阿部誠文

ゆく春に佐渡や越後の鳥曇/許六

春の鳥赤鉛筆の芯太し/下村槐太

春更けて諸鳥啼くや雲の上/普羅

北陵の春料峭と鳶のこゑ/飯田蛇笏

俳句例:21句目~

海峡の渦潮にのり春の鳶/椎橋清翠

浮島を鳥翔つ春の浅きかな/辻桃子

天嶮に春の鳶の輪檜皮葺/古舘曹人

春光に人語鳥語の谺かな/梅谷紀子

女出で鳥籠を吊る春の月/有馬朗人

鳶に鳶からめり春の霜柱/栗生純夫

鳥籠に鳥がゐなくて春終る/皆吉司

鳥影は大柄にして春の鵙/高澤良一

春禽の羽音の端の竹箒/大岳水一路

春禽や供華の色消す鏡石/古舘曹人

春禽や切口ほうと楢の薪/藤田湘子

鳥倦んで春漲るや淀の橋/松瀬青々

春の海と鳥と寝るならば/田中裕明

行春の鳥の啄む水泡かな/石井露月

人は影鳥は光を曳きて春/永方裕子

森が抱く春禽の数入学期/野澤節子

蟲鳥のくるしき春を無為/高橋睦郎

虫鳥のくるしき春を不為/高橋睦郎

脇甘き鳥の音あり春の闇/三橋敏雄

鳥の眼の春愁洛中洛外図/中原道夫

俳句例:41句目~

菱喰の彼方は真雁春禽舎/三好達治

タンカーも鳥も寝姿春の雨/渋谷道

糀屋にこゑを落さず春の鳶/上村占

眦に金ひとすじや春の鵙/橋本鶏二

眦に金ひとすじや春の鵙/橋本鶏二

鍋洗ふ女房見よや春の鳥/岡本松浜

鳥声を呑んで地にあり春の雲/暁台

玉三郎来る春禽の大騒ぎ/吉原文音

休日の学校に来る春の鵙/高澤良一

休日や甘え啼きして春の鵙/樋笠文

行春の鳥のいさかふ草の上/石井露月

衰ふる春より啼ぬかんこ鳥/松岡青蘿

軍艦に落ちゆく鳥や春の鳥/中村苑子

追憶のぜひもなきわれ春の鳥/太宰治

楢林春禽微雨をたのしめる/西島麥南

人居らぬ方へ方へと春の鵙/下村槐太

吐く息も吸ふ息も春諸鳥よ/堀米秋良

飛ぶ鳥や氷柱はあれど春の山/大串章

春禽のすこし汚れて橋の上/藺草慶子

鳶は輪を大きくしたり春の海/中拓夫

俳句例:61句目~

夭逝のかのうま酒や春の鳶/佐藤鬼房

春禽やよろひ戸閉して教師館/及川貞

山の辺に春鳴く鳥は鋭くて/細見綾子

春の虹鳥になる子を育ており/杉田桂

春の鵙泥亀這ふを見下せり/萩原麦草

春の鵙雨まつすぐに切株に/中村明子

椹木の鳥をねむらせ春の雪/森田公司

春光や下りかぢ取りて流れ鳶/寸七翁

春暁や見たきもの巣の時鳥/渡辺水巴

春深む大嶺ひとつに雲の鳶/飯田蛇笏

来ぬ人や火食に春の鳥や/宇多喜代子

汽笛の尾のこる町裏春の鵙/木下夕爾

浅春の欅に鵙のむかう向き/高澤良一

海鳥の荒々しきも徂春かな/志貴美子

燈籠に巣ふ鳥あり春の園/吉岡禅寺洞

お社の大きな木より春の鳥/佐藤洋子

真黒な杭にしばらく春の鳥/柿本多映

石棺に鳥の声沁む竹の春/二反田京子

絶命の寸前にして春の霜/野見山朱鳥

ちらばつて春禽風の行方かな/近藤一鴻

俳句例:81句目~

はなびらに似て春禽の舌紅し/宮本啓子

わが叔父は木で病む男惜春鳥/寺山修司

旅二日身も春禽となりにけり/渡辺恭子

春禽がみがかれてゐる小鳥店/萩原麦草

祝別の春の山とて鳶舞へり/下村ひろし

春禽に色をたがえて沼いくつ/大津希水

春禽のこゑ華となる林かな/山田みづえ

窓明けよ燦燦たるは春の鳥/金箱戈止夫

春月や寝鳥がたちし雑木原/水原秋櫻子

羽根二枚使いきるとき春の鳥/永末恵子

春の鳥徽宗皇帝に描かれけり/尾崎迷堂

虹消ゆるまで城めぐる春の鳶/川村紫陽

玄き諸仏春禽宙に愛しあふ/磯貝碧蹄館

行く春を巣立ちて鳥のもう見えぬ/原裕

絶間なく春禽こぼす父祖の山/中村汀女

行く鳥と来る鳥遇はず春の山/藤田湘子

春の潮ほんとは淋しい阿呆鳥/上原勝子

雨もよひして春禽のとほきまま/中田剛

春の夢鳥のことばのよく解り/太田寛郎

襤褸市や羽影すぎゆく春の鳶/石田波郷

春の季語
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