季語/初雪（はつゆき）を使った俳句

俳句例:201句目～

鳩ゆるく舞ひて初雪降りいでぬ/石田あき子

人の死はいつも初雪に間に合わぬ/宇多喜代子

初雪のありたる日よりおだやかに/秋山ひろし

雄山に初雪を見る日か鳥の行く空/荻原井泉水

初雪を知らずにいもを量りをる/阿部みどり女

初雪の富士に白馬の吹かれ居ぬ/長谷川かな女

初雪のひかりに馬柵はまぎれつゝ/石橋辰之助

岩木初雪聞く夜寒帰心あわたゞし/安斎櫻カイ子

初雪に兎の皮の髭作れ雪の中に兎の皮の髭作れ/松尾芭蕉

動きてはならぬものすこしうごきたり天山山脈初雪を受く/川野里子