季語/風の盆(かぜのぼん)を使った俳句

俳句例:201句目~

山の湯のあつきをかぶり風の盆/小島千架子

ひとりづつ去りてひとりの風の盆/小島花枝

無想とはかく目をつむりて風の盆/深津司朗

秘めごとを一生つらぬき風の盆/中内かず子

風の盆近づく風の吹きそめし/蒲辻/卯奈子

四五人のひよいと輪になり風の盆/前田まこと

どこからとなく暮れにけり風の盆/高岸まなぶ

まつすぐに差す手のあわれ風の盆/鈴木六林男

ひそやかにあでやかに湧き風の盆/長谷川勢津子