鋼鉄を使用した俳句

鋼鉄に関連した俳句の例をまとめました。

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鋼鉄を含む俳句例

地下工場鋼鉄の階幅広き/細谷源二

冷房の鋼鉄の扉のしまる音/日野草城

鋼鉄の昼の暗さを働く頸/鈴木六林男

鋼鉄の老人であり藁仕事/土見敬志郎

鳴るや秋鋼鉄の書の蝶番/中村草田男

稲妻の闇ぞ鋼鉄の寝の惟/竹下しづの女

蜥蜴の尾鋼鉄光りや誕生日/中村草田男

工場裏船来て鋼鉄をつみて去る/細谷源二

鋼鉄のごとく重たき梨を剥く/長尾美保子

鋼鉄の柵に蔓ばら咲きつづく/橋本美代子

冬の馬鋼鉄を輓けり輓きつ息吹き/細谷源二

鋼鉄以上の朝日蝉鳴く機関区に/磯貝碧蹄館

「戦友」弾く身の一部が鋼鉄車室冷ゆ/磯貝碧蹄館

スイッチを入れると機械が生きて俺と鋼鉄を削る夜だ/橋本夢道